第33話 定例会議
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順調に続けられている。今では、ココ神威島が第二のオハラと呼べるぐらいの場所に成り代わっていた。
「今回の研究結果の報告は、以上です」
「わかった。ありがとう」
考古学に関する専門的な話が行われて、オリビアの報告が終わる。この研究結果には、同盟関係にある革命軍も注目しているらしくて、価値のある情報になるだろうと予想している。
「それでは、次は私が」
「お願いします」
手を上げて主張する彼は、革命軍から派遣されてきたテリー・ギルテオという名の男だった。友好を示すためなのか、革命軍の活動を律儀に報告しに来てくれる人物だった。もちろん、神威島の状況を調査するために送られてきている可能性もあるが、今の所は知られても困るような不都合もないので定例会議にも参加してもらっている。
「革命軍は、新たに2つの国と同盟関係を結ぶことに成功しました」
「なるほど」
世界政府という存在を倒す事を目的に集まっているらしい彼らは、かなり精力的に活動している様子。短い間にどんどんと仲間を増やしていっているし、組織の規模も大きくなってきているようだった。
「じゃあ、本日の会議も終了。お疲れ様でした」
こうして一時間ほどの話し合いを行い、それぞれの神威市までの活動内容を把握する事が出来た。俺の言葉で会議が終了する。次回の会議までに各自行うべき内容の指示を出して解散した。
食糧問題に目処が立ち神威鎮守府の状況もだいぶ安定してきていた。食については大丈夫だし、次は住について。
島の防衛に関しては今のところ問題は無い。いま現在、神威鎮守府に着任している艦娘の数は以下の通りだ。
駆逐艦
吹雪、夕立、舞風
軽巡洋艦
天龍、北上
重巡洋艦
妙高
軽空母
鳳翔
正規空母
加賀、赤城
戦艦
金剛、長門
潜水艦
伊168
工作艦
明石
給糧艦
間宮
練習巡洋艦
鹿島
上記の計15隻もの艦娘達が増えていた。オハラの事件以降も少しずつ建造を行ってみた結果。少しずつだが着々とその数を増やしていっている。
「伊168よ。イムヤでいいわ…よろしくねっ!」
「平賀だ。よろしく」
伊168という潜水艦の建造に成功したことで、海底にも調査を向かわせることが出来るようになった。
そして意外にも、この世界の海の底に沈んでいる船の藻屑が多くて、その中に資源となる物が手付かずで残されていた。海に潜れるイムヤの特性を活かすと、それらの回収に大変役立ち作業がとても捗った。
今では、神威鎮守府で一番の稼ぎ艦娘としてイムヤの名は知られるようになっている
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