第七千五百六十三話 名前も出さない方が
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第七千五百六十三話 名前も出さない方が
日本はポーランドとリトアニアにお話しました。
「平安の頃、もっと言えば今もですね」
「日本には怨霊の話多いん?」
「そうなんですか」
「とかく色々ありまして」
その怨霊のお話が、です。
「古典にはよく出てきます」
「そういえば太平記での魔王は」
リトアニアが気付きました。
「まさに、でしたね」
「はい、あの方々のお名前が出さない方がいいです」
あまりにも危険だからです。
「あまりにも恐ろしいので」
「だからですか」
「私では妖怪より遥かに恐ろしい存在です」
「そこまで怨霊が怖いんですね」
「そうです、西洋の悪魔よりも」
「というか悪魔より怖ない?」
ポーランドも真剣に言います。
「日本の怨霊って」
「実際に祟りを為すと言われていますし」
そしてその怨霊を鎮める為に平安京が出来てこの平安神宮も建てられたのです、日本がどれだけ怨霊を恐れているかです。
第七千五百六十三話 完
2019・2・4
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