暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第80話
[6/15]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
?オイオイ坊、んなモン今の今までどこに隠し持っとったんや?さてはお前―――」
アッシュが出した切り札に驚いたゼノはアッシュがイカサマした事を疑ったが
「ハッ、まさか証拠もねぇのにイカサマとか言わねぇよな?切り札は最後まで隠しとくのは常識だぜ。」

「ハハッ…………!おもろいボンやなぁ!」
アッシュが堂々とした様子でイカサマをしていない事を答えると感心した様子でアッシュを見つめた。
「ふふっ…………これでターン終了です。」

「次のターンでこちらの負け、か。…………見事だな。きめ手は3ターン前の”タイド”か。よくぞこの勝ち筋を見出したものだ。」

「うふふ、そんな。たまたま引きがよかっただけで。」
レオニダスに勝利したミュゼはレオニダスの賛辞に謙遜した様子で答えた。


「あ…………」

「無事、勝ったみたいですね。」

「ふう、二人ともよくあそこから凌いだな。」

「うん、少なくても私だと予知能力を使っても勝てなかったと思うわ。」

「フフ、今回はアッシュさん達に助けられてしまいましたわね。」

「ええ………どうやら定跡と戦型を完璧に使いこなしたみたいです。」

「アッシュは多分イカサマか…………いずれにせよ見事だわ。
生徒達の勝利にセレーネは苦笑し、クレア少佐とサラは感心した様子でアッシュたちを見守っていた。

「やれやれ、本当に3人とも負かされるとはなぁ。やっぱり若いヤツには勝てん勝てん。これも寄る年波ってやるかねぇ。」

「…………ふう、こっちはあまり勝った気がしてないんですが。教え子に助けられた上に仕切り直しまでしてもらいましたし。」

「クク、それでも勝ちは勝ち、約束は約束ってヤツじゃねえか?―――”報酬”の時間だ。いくつかは質問に答えてやろう。ちなみに前に見せた紫のヤツは”ゼクトール”って名前だ。それ以上は守秘義務で話せねぇがな。」
ルトガーが口にした情報を聞きリィン達はそれぞれ顔色を変えた。


「紫のって、サザ―ラントで見た…………」

「ゼクトール―――ますます”騎髪”っぽい響きだけど…………」

「そういえば分校長の騎神―――”アルグレオン”は”銀”ですけど…………”騎神”は一体何体存在しているのでしょうね…………?」
サザ―ラントで見た紫の”影”―――ゼクトールを思い返したユウナは真剣な表情で呟き、サラとセレーネはそれぞれ考え込んでいた。
「――――では、それ以外にも幾つか。貴方達を含めて、この地では”4つ”の団が暗躍しているみたいだ。西風に赤い星座、ニーズヘッグ。そして正体不明の”紫の猟兵”―――それぞれの目的は一体、何ですか?」

「あ…………」

「フフ、直球だねぇ。」
リィンの質問にアルティナは
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ