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うちはオビト逆行物語 改 〜逆行?何それ美味しいの?〜
幼少編
うちはオビト逆行物語『家族とは』
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だな。」
「ふぅ、今日はこの辺にしておくか。」
「あぁ、俺の父さんも今日は帰りが早いし、もう帰るから。」
「おー、じゃあな。」
カカシの背に手を振れば、こちらを見ずとも手を振り返してくれる程度には、仲良くなれた。何だか気味が悪いが、元からそれ程悪い奴ではなかったのだ。俺がドベだっただけだ。
…父さん、か。
俺にはばぁちゃんがいてくれるから、別に何とも思ってないけどな。それにあいつの父さん、サクモさんは色々と問題を抱える事になるし…カカシに辛い思いさせる前にそれも解決させなくちゃな。
俺も早めに帰らなくては、ばぁちゃんを心配させる訳にはいかない。
「あら、オビトくん?」
「あ、どうも。」
帰路に着いてすぐにうちは領であったのはうちはの端くれである俺でも最近少しだけ交流してくれるうちはの若い女性が声を掛けてきた。
「丁度良かったわ、ちょっと、頼みにくいお願いがあるのだけれど…。」
「はい…?」
頼みにくいお願いなんて…何だそれ、そう思いながらその女性の後ろに隠れている小さな影をチラリと見た。
「…と言うわけで、連れてきちゃったんだけど、勝手にごめんな。」
「まぁ、いいのよいいのよ、可愛い孫が2人になったみたいなものだからね。」
帰ってからなにがあったか単刀直入に言うと、さっきあった人の後ろにいたその人の子供をしばらく預かって欲しいと頼まれ、それを了承し、家に帰った所だ。
その子が。
「ど、どうも…シスイ、です。」
そう、シスイだ。
うちはの滅亡に関わったあの事件で失われた命の子供だ。年は少し離れている程度で、あどけない表情があの事件のために奮闘する事になると誰が予想つくだろうか。
うちはのあの事件は、言わば戦力を減らす為にダンゾウのしてた事をスルーしていた事からなってしまったわけだから、多少なりとも関与せねばならない事件だ。だから下忍になってからはなるべくシスイのお母さんに接触するようにしていたのだ。だが、
「…お母さん病気だったのか?」
「はい、もともと身体が弱かったらしいので、多分その影響で。」
自室に案内しながらもそう問うと肯定するように頷いた。問題という程でもないが、おばさんが病気だったという点だけは知らなかったな。
正直、余りうちは領にいることも無かったから、さほど気にせずうちはの崩壊を見ていたけど確かにそんな姿は無かった、それはつまり、そういう事なのかも知れない。
「あの、オビトさん?」
「ん、わりぃぼーっとしてた。」
一先ずこの件は置いておこう。
帰り道に何となく見ていたがシスイは真面目であまり素がでてないのか分からないがとにかくこの年の割にはしっかりしたやつだ。
掴みどころがない、ってのもある。
でも凄い才能を持っていて、それなりの努力をしているからなのかこの年でもうちょっ
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