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うちはオビト逆行物語 改 〜逆行?何それ美味しいの?〜
幼少編
うちはオビト逆行物語『ライバル爆誕』
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カカシside

ミナト先生の家でご馳走をいただいたあと俺達は早速第一演習場に来ていた。俺達の実力を知りたいと言っていたが、自分がもうとっくの前に下忍であることを忘れてないだろうか。
「それじゃあルールを説明するね、オレが持っているこの鈴、コレをオレから奪うことが最大の目的、俺には忍術はもちろん、クナイや手裏剣を使ってもおっけー、殺す気で来てね、じゃなきゃ取れないから。」
そう言って取り出した鈴は涼し気な音を立て目の前に現れた。一つだけのようだ。
「…先生、鈴の数は?」
「ん、いい所に気がついたねカカシ、鈴はこの一つしか無いよ、それじゃあ早速やろうか!」
…まだまだ聞きたいことはあったが、まぁいいだろう。とりあえずあの鈴を取ればいいんでしょ。
先生は演習場のどこかに隠れ、俺たち3人だけになる。俺が1人で作戦を練ろうとしているとオビトから声がかけられた。
「カカシ、ちょっといいか?」
「なに?」
それに返事をするとオビトは少しだけ真剣な眼差しをこちらに向けていた。いつもと、いや前とは随分と雰囲気の変わったその視線に少したじろぐ。
「行動に移す前に、ちょっと作戦をたててから動こう、そっちの方が確実に取りやすい。」
「…まぁ、確かにオビトにしてはいい案かもね。」
朝にリンからオビトが凄くなったって聞いたけど、まさか根本から凄くなってるんじゃないの、なんて考え出してしまう程には、オビトは真剣だ。今までのオビトなら真っ先に突っ走って行く所だろう。
うるせ、と嫌味ったらしい台詞すらも軽く流されながらもリンが来たのを確認しながらオビトは話を続ける。
ほんとに変わったのかもな、お前。

ミナトside

「さて、お手並み拝見だね。」
3人は昔からの幼馴染みらしいけど、チームワークがてきているとは思わなかった。
昼食の時にはカカシとオビトが喧嘩してばかりで、リンは止めようとはしてたけどまぁ止まらなかったね。
いつもあんな感じってリンから聞いたから、普段もあんな感じなのだろう。
そんな状態でこの戦場の中を生き残れるなんて難しい。まだ下忍や中忍で戦場に出ることは少ないかも知れないけど何が起こるのか分からないのが戦争、気は抜けない。
鈴を奪うことはあくまでも過程であって目的じゃないのだ。彼らのチームワークを見るため、それをどれだけ彼らが理解しているか。それこそが目的。
ちょっと楽しみではあるけどね。

オビトside

「…と言うわけだけど、これでいいか?」
「ほんとにお前どうしたの、まるで別人みたいだね。」
「んもー!カカシっ!オビトだって成長したんだってば、さっきも言ったでしょう?」
さっき?昼食の時だろうか。また話してたのかこの2人。聞きたかったが、いまはそんな話をしてる場合じゃない。
今回は本気で行きたいん
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