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うちはオビト逆行物語 改 〜逆行?何それ美味しいの?〜
幼少編
うちはオビト逆行物語『懐かしの再会』
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たが、再確認してしまうと胸が締め付けられる。こんなクズに成り果てた俺よりも、未来を築いたいったコイツの方がいいに決まってる。リンにも本当に幸せになって欲しいし、初恋の相手なりにその思いを叶えてやりたいという儚い想いってことにしよう。
俺はリンを応援する。
そう決めたからには今度リンと作戦会議でもしてやろうか。暫く来ない不幸に備えて、この2人にはその分幸せになってもらわなければ。
だから2人見守ろう。リンがそれで幸せならそれでいい。
「やぁ、もう来ていたようだね。」
背後から聞こえた声にビクリと肩が跳ね上がり体が固まる。涙が出そうになる、いつまでたっても俺は泣き虫のままなのかも知れない。こんな事で泣くとは、これから先が不安である。
だが…どうしようか、顔を見たくない。
見たらきっと喜びと後悔が混ざって訳が分からなくなる。
ぐっ、と堪えつつもその人物の方を見た。
「君たち4班の隊長になるミナトだよ、よろしくね。」
胸中に秘める何かがぐちゃりと潰れそうになった。いや、何かではない。これは心臓だ。自分の、後悔のしょうもないエゴだ。下らない。
しかし、変わらないな。いや…変わらなくて当然なのだろうが、やっぱり会うと嬉しいものだ。
弥彦達にできたように謝りたかった。でもここでは初対面ということになっている。卒業試験よりも気を張っていかねばならん。相手は名だたる忍だ。集中しよう、でもそれとなく自然にして。
俺らはミナト先生を正面にして、右からカカシ、リン、俺の順で並んだ。
「まぁとりあえず今日はみんなで自己紹介をしようか、それじゃあさっきも言ったけど俺からいくね。
オレは波風ミナト、誕生日は1月25日で血液型はB型だよ、よろしくね!」
そういって爽やかスマイルを俺らに向ける。
相変わらずだな、おい。
「それじゃあ次は…右から順に言ってもらおうかな、君から言ってってね。」
そう言ってカカシをちょっと前にだす。
カカシは困りながらも口を開き始めた。
「…はたけカカシ、誕生日は9月15日、血液型はO型です。よろしくお願いします。」
そう言ってカカシは先生に向かって一礼をした。
相変わらずコイツの人に対する品定めの判定訳わかんないが、ミナト先生は関心したようにカカシを見て頷く。
「うん、よろしくね、じゃあ次は君。」
「は、はい!」
カカシは下がり、リンが前に出る。少しだけ緊張しているようだ。両手で服を握り緊張をほぐそうとしていて、後ろから頑張れ。と小声で応援してやった。
「えっと、のはらリンです!誕生日は11月15日で、血液型はA型です!よろしくお願いします!」
そう言ってリンもカカシ同様に先生に一礼をする。仕草や口調が可愛い。頼むからそのまますくすくと育ってくれよ…。
「ん、よろしくね、それじゃあ最後の子だね。」
「は
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