74部分:第七話 地獄のはじまりその一
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たようであった。その言葉に感情が出てしまっていた。
「そうなの」
「もうクラスはどうしようもないけれど」
皆に知られてしまった。それではだった。
「とりあえず部活は」
「わかったわ。じゃあ部活頑張ろう」
「そうね。暫くはここが私達の学校の居場所になるから」
もうクラスでは。そうした意味だった。
「だからね」
「クラスはもう駄目なのね」
「弥生の言葉聞いたよね」
あの平手打ちと共に思い出す。あの言葉をだ。
「だから」
「そうよね。だからもう」
「暫く我慢しよう」
それしかない、そう思ったのだ。そうした意味では如月は楽観していた。耐えればそれで終わる、そう思っていたからである。
「そうしないと」
「わかったわ。もうすぐしたら長月と文月も来るから」
「学校に来るのね」
「部活にもね」
それにもだという。
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