ターン3 蕾の中のHERO
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ズ全盛期であったためにあの程度どうということはないが、彼女のようにデュエルモンスターズとの関わりが薄いままに育ってきた初心者にはこれだけ長い間のソリッドビジョンの注視は荷が重かったかと思ったのだ。
だが、その心配も杞憂だった。放心状態から我に返った少女はがばりと全力で立ち上がり、今日一番に目を輝かせ頬を上気させて糸巻へと詰め寄る。
「糸巻さん、糸巻さん!私のような未熟者相手に付き合っていただき、ありがとうございました!八卦九々乃、感激しました!凄いです、あれがプロデュエリストなんですね!」
「あ、ああ……」
あまりの興奮っぷりに百戦錬磨の糸巻も、彼女には極めて珍しいことにやや引き気味になる。しかし興奮のあまり周りが目に入らなくなった八卦の方はそうとも気づかず、その両手で彼女の手を固く握りしめてぶんぶんと強く振った。
「糸巻さん、ご迷惑でなければ、また私にデュエル教えてください!私、もっともっと強くなりますから!」
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