ターン3 蕾の中のHERO
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ぶ妖の烈風よ、水晶の翼で天を裂け!シンクロ召喚、クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン!」
邪悪に病んだ土地にはあまりにも不釣り合いな、澄んだ水晶の翼。足のない純白の龍が両腕を広げてよどんだ空気を切り裂き、邪悪な少女の騎士であるかのようにその斜め後ろについた。
☆6+☆2=☆8
クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン 攻3000 ドラゴン族→アンデット族
「さあお待ちかね、バトルの時間だ。覚悟しな、まずは雑魚散らしからだ。ヴァンパイア・サッカーでオフリス・スコーピオに、PSYフレームロード・Ωでダーリング・コブラにそれぞれ攻撃!」
「うう……!」
守備表示の捕食植物2体に、コウモリと電撃が襲い掛かる。2つの死体はアンデットワールドの大地にのみ込まれ、無数に存在する死霊の一部となって闇にまぎれた。
ヴァンパイア・サッカー 攻1600→捕食植物オフリス・スコーピオ 守800(破壊)
PSYフレームロード・Ω 攻2800→捕食植物ダーリング・コブラ 守1500(破壊)
「道は開いた。やれ、クリスタルウィング!烈風のクリスタロス・エッジ!」
「まだ退きません!トラップ発動、ガード・ブロック!相手モンスターの攻撃に対し、私の受けるダメージを1度だけ0に。そして私はその後、カードを1枚ドローします!」
「なるほど、つくづくやるじゃないか。まさか、ノーダメージで凌ぎ切るとはね。八卦ちゃん、元とはいえプロのアタシが保証したげるよ。アンタの腕は本物だ」
「本当ですか!?ありがとうございます!」
守るものなど何もいないかに見えた八卦のフィールドだったが、直前に現れた半透明のバリアが龍の突撃を辛うじて逸らす。プレッシャーのあまりか息を切らせながらも、わかりやすく満開の笑みを浮かべるその顔につられて糸巻もつい微笑む。だが、ときっちり釘を刺すことは忘れなかった。
「本物ではあるけれど、格の違いを教えてあげるよ。ターンエンド」
「私のターン、ドロー!」
このドローフェイズを迎えてカードを引いたことで、彼女の手札は先ほどサーチしたエアーマン含め3枚となる。だがその瞬間を見計らい、糸巻がダメ押しの一手を繰り出した。
「このスタンバイフェイズ、PSYフレームロード・Ωの効果を発動。互いの除外されたカード1枚を選んで、そのカードを墓地に戻すことができる。このターンアタシが選ぶのは、馬頭鬼だ」
馬頭鬼を選択することで、さらに次のターンを戦う準備を整える。だが、Ωの効果は二段構え。追撃の準備を整えるのみならず、相手の反撃の芽すらも摘み取っていく。
「そしてメインフェイズ開始時、もう1度PSYフレームロード・Ωの効果を発動。相手の手札をランダムに選択し、そのカードとこのモンスターを次のアタシのスタ
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