ターン3 蕾の中のHERO
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ップ発動、バージェストマ・オレノイデス。このカードの効果でゲームから除外されたカード1枚、屍界のバンシーを墓地に戻す。だけどそれで終わりじゃない、トラップの発動にチェーンして墓地のディノミスクスを特殊召喚」
バージェストマ・ディノミスクス 攻1200 水族→アンデット族
「召喚条件は、アンデット族モンスター2体。右下と左下のリンクマーカーに、このバージェストマ2体をセット」
8つの印が浮かぶ円がフィールドに現れ、その右下と左下に2体のバージェストマが潜り込む。そしてモンスターの入り込んだ印に、オレンジ色の光が灯った。
「戦場に笑う妖の魔性よ、死体の手を取り月光に踊れ!リンク召喚、ヴァンパイア・サッカー!」
大量のコウモリが黒い渦と見まごうほどにどこからともなく結集し、その渦の中央から1人の少女が退屈そうに欠伸しながら地面に降りる。その開いた口から覗く歯は死体のように白く、ぞっとするほどに鋭い。だが何よりも彼女が人外であることを印象付けているのは、その背から生えた1対の翼の存在だった。
ヴァンパイア・サッカー 攻1600
「モンスターとしてフィールドを離れたことで、バージェストマ2体はゲームから除外される。でもな、これでアタシのフィールドには2本のマーカーが向いたわけだ。墓地に存在する馬頭鬼の効果を発動!このカードを除外することで、アタシ自身の墓地からアンデット1体を蘇生することができる。甦りな、不知火の陰者。と、ここでヴァンパイア・サッカーの効果を発動。互いの墓地からアンデット族が蘇生された際、1ターンに1度だけカードを1枚ドローすることができる」
不知火の陰者 攻500
引いたカードを一瞥し、さらに次の展開にかかる。元々このドローはおまけ程度、既に十分すぎるほどにこのターン攻め込むための材料は揃っているからだ。
「さらに陰者の効果でアンデット族、陰者自身をリリースしてデッキから守備力0のアンデットチューナー、ユニゾンビを特殊召喚する」
居合ドローで墓地に送り込んでいた馬頭鬼を足掛かりに不知火の陰者を蘇生し、さらにユニゾンビのリクルート。一度この流れに入った彼女は、もはや誰にも止めることはできない。
ユニゾンビ 攻1300
「ユニゾンビの効果発動。1ターンに1度場のモンスターを選択し、デッキからアンデット1体を墓地に送ることでそのレベルを1上げる。ユニゾンビ自身を対象として、2枚目の馬頭鬼を墓地に。この効果を使うターン、アタシはアンデット以外では攻撃できないけれど……アンデットワールドにいる限り、その制約は踏み倒したも同然」
ユニゾンビ ☆3→4
「たった今落とした馬頭鬼の効果を発動。また除外して、もう1度だけ不知火の陰者を
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