暁 〜小説投稿サイト〜
人理を守れ、エミヤさん!
運命的だね士郎くん!
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
 凛とした、見慣れた美貌。ダークスーツに身を包んだ、少年といっても通じる気品。
 白い女のマスター。イリヤスフィールに似通ったひと。

「はは」

 思わず笑った。

「マジか」

 ついぞ見ることのなかった、彼女の警戒心。
 敵を見る目。

「おい。いきなりペース乱れてるぜ」
「――ばか言うな。問題ない。寧ろ興奮してるね。敵の(・・)アルトリア、倒して組み伏せるのも楽しそうだ」

 まあ、冗談だが。いずれは来る時で、それがまさか今だとは思っていなかっただけ。
 俺の軽口に、クー・フーリンも応じた。

「そういやあの時(・・・)もこの面子だったな。いや、あの女は居なかったが」
「だな。組み合わせはあべこべだが――」

 セイバーのサーヴァント。
 切嗣が背後に控えた、騎士王。

 アルトリア・ペンドラゴンは。ここで。

「ちゃちゃっと片付けて帰ろうぜ。一番やり易い奴と会えて良かった」

 ――倒れて貰う。





[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ