どうやら私は転生したらしい。
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緒に戦うの?」
「いや、俺は戦わねぇ。多分、あんたが勝てねぇからな。」
「それなら良かったわ!」
私は魔力操作で左手に魔力の刀を生成する。
綺麗な虹色に輝く日本刀の様な一振の刀が現れる。
(能力:魔剣生成を獲得しました。さらに固有能力:幻想狂信(イマジニットシング)を獲得しました。)
「来るのだ!妖狐!リリム=テンペストの力とくと味わうが良いのだ!」
リリムが拳を構えて言う。
私も刀を構えて言う。
「ならば、お望み通り行くわよ!」
私は一瞬でリリムの目の前に移動する。
そして、下段に構えた刀を振りあげる!
「ぬわぁ?!思ったより速いのだ?!」
リリムはそう言いながらも軽々と私の刀を避ける。
「続けて行くよ!」
私は魔力を刃に集中させる。
その魔力を超速で擦り合わせて発火させる。
そして、勢い良く振り払って言う。
「壱ノ太刀!紅蓮!」
紅蓮に燃え盛る斬撃が刀の軌跡に沿って出現し、無数の斬撃となってリリムに向かって飛んでいく。
(能力:熱操作を獲得しました。さらに火耐性を獲得しました。さらに技術(アーツ):壱ノ太刀を獲得しました。)
よし!能力の獲得に成功だ!
この調子で能力を獲得しながら勝つぞー!
「すぅ…」
リリムが大きく息を吸う。
「くらうがいいのだ!水竜の咆哮!」
勢い良く水の魔力を纏った咆哮が紅蓮の斬撃を打ち消し、私に向かってくる。
私は魔力を震わせる事によって発生したあるものを纏って言う。
(能力:雷操作を獲得しました。さらに雷耐性を獲得しました。)
「かかったわね!雷の波動(オーラ)!」
私の周りに雷属性の魔力の波動の壁が現れる。
そして、それはリリムの咆哮に当たる事でリリムに向かって電撃を流し込む事になる。
「がはっ?!し、痺れるのだぁ〜」
リリムは直撃したはずの電撃があまり効いてないかのように痺れる素振りをする。
多分、油断させる為の演技だよね。
あの程度で本気で痺れられてたら、すぐに名前も貰えちゃうね。
私は構えを解いて刀を魔力に戻して言う。
「どうかしら?まだこれは序の口のつもりなんだけど、結構効くでしょ?」
リリムはニヤッと不敵に笑いながら言う。
「正直、今のは効いたのだ。私はちょっとお前を見くびっていた様なのだ。見直したのだ。ストラ!」
私はクスリと笑いながら言う。
「ふふっ…それは私の名前かな?」
「フフン♪まだ勝った気になるのは早いのだ!上を見てみるのだ!」
そう言われて私は上を見る。
そこには高圧と暴風に包まれた水の槍が無数にあった。
「フッフッフー!これこそ私の必殺技!|全てを貫く暴
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