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転生したら妖狐だった件
どうやら私は転生したらしい。
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死者を大量に完全復活させたり、魔力でありとあらゆる事象の干渉を防げる程度に強い)
素早さ(秒速900mで走れる)

数値じゃないのね…
強いのか弱いのかよくわかんないけど、ありがとう。

(どういたしましてです。ちなみにですが、魔力なら誰にも負けない程には強いです。)

なるほど…
つまり、私は魔力を使った攻撃が主になるタイプなのか…
って事は、魔力が使えなかったら私弱いのね…

(それなりの力はありますがやはり、魔力が使えないと戦闘能力はかなり低くなります。もっとも、貴方の場合はその様な自体になる事は能力を封じでもされなければありませんが…)

なるほどね。
それなら大丈夫だろうけど、一応気をつけておくよ。
ありがとうね。

(どういたしましてです。あ、今、貴方の身体から溢れ出る魔素を感知した魔物が接近してきてます。気を付けて!)

「でぇい!」

そんな声が聞こえたと思ったら凄まじい衝撃が私の真後ろで起こる。
私は咄嗟に魔力の壁を作って防いだ。
後ろを振り返ると巻き上がった砂埃の中から2人の人(?)が出てきた。

「やあ!強き者よ!私は偉大なる魔王、リムル=テンペストの娘!竜人(ドラゴノイド)のリリム=テンペストなのだ!私と戦うのだ!」

そう言ってない胸を張る小さな少女の後ろから背の高いイケメンの青年が現れる。

「リリム、無駄に争うなって母様(カアサマ)からも言われてるだろ…俺はミリル・ナーヴァだ。ちなみにリリムと同じ竜人だ。俺達はリムル=テンペストとミリム・ナーヴァの間に産まれた子なんだ。」

ミリルはざっと自分たちの血縁関係を紹介する。

「そう…立派な名前があるのね。」

私がそう言うとリリムが自信満々に言う。

「そうなのだ!さぁ!お前も名乗るが良いのだ!さぞかし、立派な名前があると思うのだ!」
「無いわよ?今産まれたばかりだもの。」
「「え…?」」

二人とも驚いて固まってしまった。

仕方ないでしょ…
だって、前の世界の名前が思い出せないんだもの…
考えるのもめんどくさいし、無いことにした方が良いでしょ?

なんて1人で言い訳を考えているとリリムがいい事を思いついたと言う様な表情で言う。

「よし決めたのだ!私と戦ってお前が勝ったら、私が名前をつけてやるのだ!どうだ?戦いたくならないか?」
「お、おい!リリム、父様(トウサマ)の許可なく名前を与えるなんて…!」
「ミリルが黙っておればわからないのだ!だから、私は戦うのだ!」

ミリルは困った様に頭を抱えながら言う。

「すまない…リリムは一度言い出したら止まらないんだ…どうか、勝負を受けてやってほしい。」
「仕方ないわね。そこまで言うなら全力で挑ませてもらうわ!ミリルさんは一
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