030話 日常編 語られるネギの過去
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映、魔法と関わるという事の私の出した問題の答えは出たの?」
「答えですか? いえ、まだ出ていませんが…」
「そう。それじゃもう一つヒントよ、魔法世界にも表の世界と同じように現実がある。今回はこれね」
「現実ですか…。ちなみに聞き返しますがシホさんの現実はどうだったのですか?」
「ん。まぁ色々とあったけど…―――半分以上は■■だったわ」
「え…今、なんと…」
夕映は一瞬無表情になってシホが発した言葉をうまく聞き取れなかったが確かに聞こえた。
(地獄だった―――…シホさん。あなたは一体なにを見たというのですか?)
夕映の疑問は尽きなかったが皆がネギに魔法の杖を貸してもらえ自分もやるですといった時にはシホに対する疑問はまた心の底に入っていった。
「くくくっ…現実を知らない小娘には過ぎた助言ではないか?シホ。まだあいつらでは想像もつかないだろう…―――お前が受けてきた屈辱は」
エヴァの言葉に一瞬また頭痛がしたがすぐに薬を取り出して一飲みし自身を落ち着かせるシホ。
それを見てエヴァは内心で(まだ時間が必要か…)と思っていた。
そして夜になり皆が寝静まる頃、ネギはアスナと話をしていた。
「………アスナさん。ちょっとお話いいですか?」
「………何?」
「話しておいた方がいいと思うんです。“パートナー”のアスナさんには」
…そして始まろうとしているネギの過去の話。
それからしばらくしてのどかがお手洗いを探していると、偶然ネギとアスナが意識をシンクロさせる魔法をする光景を目撃してさらに背後にシホとエヴァ達が立ち、
(ふむ、アレは意識シンクロの魔法だな)
(うひゃいぃっ!? エ、エヴァンジェリンひゃんっ!?)
(ケケ)
(お前アレ持ってたろ、『他人の表層意識を探れるアーティファクト』。ちょっと貸せ、ぼーやの心をウォッチする)
(ええ〜〜〜〜〜!? ダ、ダメですよそんなの………!!)
(どうやらぼーやの昔話のようだぞ、聞きたくないのか? 好きな男の過去を知っておくことは何かと有利だと思うがな)
(はう!? なぜそれをー)
(ぼーやは他のみんなにも話すと言っていた。だから大丈夫だ。師匠の私には聞く権利がある)
ギュピィィンと目を光らせのどかを誘惑させていく。
その光景にシホは(悪だなー)と言い、タマモは(ちょろいですねー)と笑みを浮かべている。
(あのぼーやの姉貴面をした神楽坂明日菜だけに聞かれては(あう、その…)色々と先を越されてしまうかもしれんぞ? いいのか? ん?(色々って…)ホラ? どうする宮崎のどか?)
(その、私ー………ちょ、ちょ……ちょっとだけなら――………)
(よし、いい子だ)
(ガキハ陥トシ易イナ。ケケケ…)
「―――で、両手を合わせ
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