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吸血鬼になったエミヤ
027話 日常編 弟子入りテストと覚悟
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は、はいです」

タマモは不思議な四次元袋から宝石剣を取り出した。

「…繋がった。確かに私はキシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグという人物と遠坂という人物を知っているような気がする。
そして私は元の世界では魔法使いとして認められた六人目だった、と思う」
「曖昧な言葉だな。気がする・と思う…ではまだ確証がつかめないぞ?」
「そうだね。でもこれがその証明だよ」

シホは宝石剣をさすりながらそう答えた。

「…でも、後一歩足りない。なにか一押しあれば。そうだ…後で学園長に頼んで外出許可を申請してみようかな」
「と、いうとやはり行く場所は冬木か?」
「うん。日帰りになるだろうけど行ってみる価値はあると思う」
「ま、せいぜい頑張ることだな。それより試験の事は頼んだぞ」
「はいはい。わかっているわよ」




◆◇―――――――――◇◆




翌日クラスにシホとタマモがやってくるとアスナはすぐさま飛び掛ってくる勢いでシホに寄りかかってきた。

「ねぇねぇシホ! ネギの弟子入りテストでシホが勝負をするって本当なの!?」
「ええ、そう決まったらしいわね。私は了解したけど」
「あのネギがとっても強いシホに一撃なんて無理あるって!?」
「わからないわよ? 別に一度限りの勝負だけど制限はないから。中国拳法を使ってよし、裏の力も使ってもよし…ようするになんでもありなんだからただの殴り合いよりはネギ先生は勝ち目は上がると思うけどね」
「そうそう! 付け焼刃よりは慣れた戦いもできるんですからお子ちゃまには十分だと思いますよ?」
「それは、そうだけど…」
「それと関係者以外一般人は絶対に連れてこないほうがいいわよ? 使うものは何でもよしという設定にした意味が無くなっちゃうからね」
「うん、伝えておく…でも、シホは本気でやらないよね?」
「もちろん。もし本気でやったら今のネギ先生は…一秒でやれるわね」

一瞬見せた怖い笑みでアスナは恐怖を感じてしまったらしい。体を震わせていた。

「大丈夫。今回はあくまでネギ先生の度胸を試す意味合いもあるから手加減はするわ」
「そう…。うん、シホの言葉を信じるからね」
「お好きにね」


……………

…………

………


夕方には古菲とネギが特訓をしていてシホは暇があったので見に来ていた。

「古菲…ネギ先生の調子はどう?」
「む? シホか。いや、それがこのネギ坊主反則気味に飲み込みがいいアルよ。フツーならサマになるには一ヶ月とかかる技を三時間で覚えるアルから」
「へー…それは羨ましいものね」
「それよりシホ…」
「ん…?」

ブォンッ!
パシッ!
ズダンッ!

「…ッ!?」

古菲はシホが振り向く瞬間の油断している状
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