023話 修学旅行異変《七》 激戦
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「いけません。ネギ君達を助けにいきませんと!」
「そうですね」
二人はそう意気込み助けに行こうとするがそこに黒い魔方陣が地面に浮かび上がる。
「「!?」」
「フフフ…」
そこからゆっくりと、だが確実になにかが現れる。
数は二つ。その姿はまさに悪魔…そしてもう一方は…、
「えっ…シホ、なの?」
「なぜシホの姿を…」
悪魔の隣には黒い翼を生やして黒髪、黒目だが確かにシホの姿をしたなにかが無言で立っていた。
悪魔は腕を剣に変化させて詠春に切りかかってきた。
「!? させません!」
ガキィン!
「くぅ!?」
「よくぞ防ぎましたね。サムライマスターの名は伊達ではないですね」
「貴様は!?」
「ただのお節介ですよ。ですがどうですかな? 我が愛しの吸血姫を真似て作った人形は?」
「なん、だと!? シホの事を知っているのか!」
「フフッ、知りたければ私を倒すことですね」
「ならば倒させてもらおう!」
「お、長さん!」
「明日菜さんはそのシホの偽者にやられないように注意しながら防戦してください!…どうやらこの悪魔は全力でいかなければ倒すことができないかもしれませんから」
「わ、わかりました。ネギからも魔力の供給をしてもらっていますからなんとか凌いでみます!」
「お願いします! いきます。雷光けーーーんッ!!」
「ぬっ!」
「はぁーーー!!」
すごい轟音とともに詠春は謎の悪魔を吹き飛ばしてそのまま追撃していった。
そして二人だけになりアスナはシホの偽者に向き合い、
「どうしてシホの姿…さらにそんな蝙蝠のような翼を生やしているのか知らないけど…そこをどいて! このかを助けにいかなきゃいけないのよ!」
「………」
シホ(偽)は無言で一本の剣を構えた。
「やっぱりこうなるのね…本物のシホにも敵うか分からないのにこりゃないわよ。でも、友達の姿を真似されて我慢できるほど私はできていないのよ!」
アスナはハリセンを構えてシホ(偽)と対峙した。
◆◇―――――――――◇◆
一方、本物のシホ達はというと、
「停止解凍、全投影連続層写!!」
ドドドドドツ!
《ぐぁあっ!》
《オヤビン、またえらい数が還されてしまいやしたぜ》
《グッフゥ…本当にやりおるな》
鬼達が騒いでいる中、タマモがシホに近寄り、
「シホ様〜…いいかげん疲れました。弱いのに数だけはいるので」
「そういわないの。後もう少しだから」
だがそこである光の柱が立ち上がるのを見る。
「なに!?」
《ほっほぉー…こいつは見物やな》
鬼達も戦うのを一時停止してそれを見る。
シホは
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