021話 修学旅行異変《五》 二箇所の戦闘風景
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てあげるわ」
「女は引っ込んどき!」
「話を聞きなさいって…」
―――いっているでしょう?
「がっ!?」
シホさんは少年の拳を掴んだまま手に魔力と違う力…これが気なのかな? それを集めて少年を柱まで吹き飛ばした。
すごい! あの細腕のどこにあんな力があるんだろう!
と、そこにカモ君になにか聞いたのか、のどかさんは少年に向かって、
「小太郎くん! ここからでるにはどうしたらいいんですかー?」
「な、なんやて!? アホか姉ちゃん! 俺がそんなこと教えると思うか?」
僕も普通そう思うけどのどかさんはアーティファクトでそれがわかるらしく、すぐにここからの脱出法を言い当ててしまった。
それに小太郎という名前の少年は焦ったのかかかってくるが、
「私に任せてください」
シホさんがいつの間に出したのか手に何本ものナイフを持っていてそれをすべて投擲し、小太郎君の周りに設置し、
「神鳴流…稲交尾籠!」
「ぐっ…!!?」
なにかの結界術で閉じ込めてしまった。
「これで当分出てくることはないでしょう。さ、今のうちに脱出しましょう」
「あ、あの…小太郎君、ごめんね」
そして脱出した後、ちびせつなさんが再度結界を張りなおして小太郎君を結界の中に閉じ込めてしまった。
それから近くにあった川で手当てを受けながらどうしてのどかさんがここにいるのかと質問すると、
「そ、それは…ネギ先生とアスナさんがどこかいくのを見てどこいくのかな〜と思っちゃって…」
「なるほど。それで鳥居に迷い込んで運良くネギ先生達と合流できたわけね。まぁばれてしまったものはしかたがない。とりあえず一緒に連れて行ったほうが危険が少ないからいいでしょう」
「そうっすね。しかし、のどかの姉ちゃんのアーティファクトも使い方によっては結構使えるぜ! いやー、これはいいパートナーにめぐり合えたもんだな!」
「こら! エロガモ、勝手に話を進めない! それよりシホ。あんたもいつからこっちに来ていたの?」
「んー? 内緒。でもさっき駆けつけた時に来たと思ってもらっていいわ」
「先ほどの捕縛術は見事でした」
「ありがと、刹那。それよりもう少しで関西呪術協会だからネギ先生が回復次第いくとしましょうか」
「そうですね」
でもその後刹那さんがなにかの妨害にあったのか式は機能を停止してしまってどうするかと言う問題になってしまった。
◆◇―――――――――◇◆
刹那は通信ができないほど焦っていて現在このかの手をつなぎながら京都を走っているところだった。
「お嬢様、大丈夫ですか!」
「はぁはぁ…平気やけど…どうしたんせっちゃん?」
「い、いえ少し…(言える訳がない。今現
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