暁 〜小説投稿サイト〜
吸血鬼になったエミヤ
021話 修学旅行異変《五》 二箇所の戦闘風景
[4/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
」と言って少年が来るのを待った。






Side ネギ・スプリングフィールド




よし! 体勢は万全、後は相手が襲いかかってくるのを待つだけだ。瞬間は一度、来た!

「風精召喚!剣を執る戦友!!迎え撃て!!」
「はは! やっと本気か!? だげどな、こんなもん、へでも…ッ!?」
「『魔法の射手・(サギタ・マギカ・)連弾・(セリエス・)雷の17矢(フルグラーリス)』!!」
「うおっ!」

よし、うまく乗せることができた。相手も乗ってくれたようでこれで今一番の魔法を撃てる!

「ラス・テル・マ・スキル・マギステル……闇夜切り裂く一条の光、我が手に宿りて、敵を喰らえ」

―――受けてみて!

「『白き雷(フルグラティオー・アルビカンス)』!!」
「うがああああぁぁぁあ!!?」

白き雷の直撃を受けた少年はそのまま後ろに吹き飛ばされていった。
でも、それだけでやれるとは正直思っていない!
その証拠に土煙の中からすごいスピードで迫られて鉛を受けたような拳をもらっちゃった! いけない!?
アスナさんとカモくんも黒い狗のような影にとらわれて身動きができないでいる。
それから何度も拳や蹴りを受けてとても痛いけど今はまだ我慢できる範囲だ。
そして少年がとどめの一撃を決めようとした。
ここが、チャンス!

「契約執行0.5秒間、ネギ・スプリングフィールド…!」

即座に少年の拳を受け止め逆に殴り返して空中に上がっているところを下に回り再度詠唱をし、掌を少年の背中に当てて白き雷を放った。
少年は痺れて動けないようで顔だけこちらに向いている。
だから僕は大声で叫んだ。「これが僕の力だ!」と。
そこからすぐに形成を建て直して脱出する算段をしようとしたらまだ動けたようで立ち上がったと思ったら少年の体が変化した!?
カモ君がいうには獣化っていうけど、人間じゃないの!?
でも、今は関係ないので再度自分に契約執行を施し挑もうとしたらそこにのどかさんが現れて次々と少年の攻撃先を読んでくれている。
あのアーティファクトの力なのかな?でもそろそろ僕も魔力が危ない。そこでふいに意識が揺らいでそこをついてか少年が特大の拳をあびせようとしてきた。やられる!?


―――まだまだ甘いですよネギ先生。


その時、ここにはいないはずの人の声が聞こえた。
だから恐る恐る目を開くとその少年の拳は僕の生徒であるシホさんの手によって止められていた。

「シホさん!?」
「シホ、どうして!?」
「私も身代わりを用意してこちらに救援に来たんですよ」
「なんや姉ちゃん? いきなり現れて俺とネギの勝負の邪魔をせんでくれん?」
「まぁそう言わずに…ネギ先生はもう限界に近いから私が代わりに相手になっ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ