021話 修学旅行異変《五》 二箇所の戦闘風景
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、開かずの間にしたという。
「そんなことが…ありがと詠春」
「それほどでもないですよ」
少しそこで思い出に浸ってから本堂に向かい着くとそこで詳しい話がなされた。
まぁおもに今の私の現状だが。
「………そうか。エヴァンジェリンと同じ失われた秘法をかけられ真祖化してしまったのですか」
「…ええ。頭痛がするからあまり語りたくないけど色々された、とだけなら言える」
「あなたが連れ去られたとタカミチ君から聞いた後、見つけ出すことができず、すみませんでした」
「いいわよ…。今はこうして再会できたのだから」
「はい…」
そこで一時会話が途切れたが、
「まぁシホがそこまで言うのでしたらもう何も語りません。それよりナギが生きていたのですか…やはりといいますでしょうか」
「そうね。あいつがそう簡単に死ぬなんて思えないし」
「ふふふ、そうですね」
それから少し雑談をした後、
「そういえば、ネギ先生達は遅いわね」
「そうですね。もしかして妨害にあっているのでしょうか?」
「おそらくね。ネギ先生は旅館を出て少ししたらこっちに来るといっていたから心配になってきたわ。少し見てこようか。本来私はここにいない人物だからいくらでも勝手は聞くしね」
「お願いします。私は長ゆえここから出るのは容易ではありませんから」
◆◇―――――――――◇◆
シホが向かった頃、ネギ達は黒髪の少年と相対していた。
最初はともに現れた大蜘蛛をアスナに還され優勢になったと思われたが、
「女に守ってもらって恥ずかしく思わんか? だから西洋魔術師は嫌いやねん」
「前衛のゴキちゃんやられちゃったからって負け惜しみね!」
「お姉ちゃん勘違いしてへん? 俺は術師とちゃうで」
そこからは少年自身が攻めに入り、アスナのハリセンも所詮剣道も習っていいないこともあり当たらず避けられてしまって抜けられてしまった。
そして何度もネギが傷みつけられてしまい、
「ちょこまかと! いい加減当たれや!」
少年の拳はついにネギの障壁を抜き直接ネギの頬に叩きつけられてしまい、カモとちびせつなは状況不利と悟り煙幕を発生させ一時撤退した。
そして開かれる少年についての話し合いと対策。
それでネギには対策があるという。
「僕…父さんを探すために戦い方を勉強しました。それは探す合間に戦う力が必要になると思ったからです」
ネギは語る。
エヴァンジェリンとの戦いは勝てたのは奇跡のような偶然だったと。
そして自らを未熟といい、だが、強くならなければ父さんを探せないといって、
「だから僕はここであいつに勝たなきゃ!」
ネギは強気の表情でそう言い切った。
だがどうする?というカモの言葉にネギは「勝算がある
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