017話 修学旅行異変《序》 観光パニック!?
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ん!? 悲鳴…もうなにか仕掛けてきたのかな」
「おそらく…」
「ちょっと見てくる。刹那はどうする?」
「ここに残って不振人物がいないか確かめます」
「わかった。それじゃ見てくるね」
「はい」
シホはそう言うと3−Aのいる方へ向かっていった。
そしてそこで目にしたのは…たくさんのカエルの団体にごたごたしている一同の姿だった。
中は大混乱としていてしずな先生及び数名の生徒が気絶。
肝心のネギも状況に流されあたふたしているという感じ。
「ふぅ…なんか疲れるなぁ。(でも、こうも一般の目に触れるような行為をして後のことを考えていないバカなのか?)」
そういいながら自然に席につくと龍宮が話しかけてきて、
「(どうした? 加勢しないのか)」
「(うん。最初は騒ぎをかけつけて見に来てお札を消そうと思ったけど調べて見たところ害意はないものだったから放っておいても大丈夫かな、と思って)」
「(違いない。しかしなにやら一匹の式らしきツバメがネギ先生から封筒らしきものを銜えてどこかにいってしまったが大丈夫なのか)」
「(うん、大丈夫。あの先には刹那がいるから)」
「(なら安心だな)」
「(しかしこれで相手もこれから色々とちょっかい出してくると思うよ? ネギ先生は見た感じちょろいから)」
「(確かに…)」
二人してため息をついていた。
そしてしばらくすると目的地に到着して写真撮影をしてから自由行動になった。
◆◇―――――――――◇◆
Side ネギ・スプリングフィールド
さっき、桜咲さんが親書を取り返してくれたんだけど、ど、どうしよう〜……カモ君が「あいつは怪しいぜ!」といって警戒している。
確かに刹那さんの足元にはシキガミっていうものが落ちてたし。
エヴァンジェリンさんに続いて桜咲さんまで敵かもしれないなんて。
と、とりあえず警戒しなくちゃ。
それで京都に着いたはいいんだけど電車から出る前にまた桜咲さんがこちらを見ていた。やっぱり敵なんだろうか……?
でもそれはそれとして京都に着いた。それから清水寺っていうでかい神社に着いて集合写真を撮影して自由行動になったので色々と見学していたけど、
「これが噂の飛び降りる奴!?」
「だれか飛び降りれ!」
「では拙者が……」
「やめなさい!」
楓さんがなぜか本当に飛び込みそうになっていたのでひやひやしました。
ここってそういった話もあるんですね。
それに清水寺って高いから京の都を一望できてすごいです。
お父さんもこの町のどこかに家を持って暮らしていた時期があった…。
この一望を拝めるだけあってお父さんがここに家を持ったのも少しわかる気がします。
僕がそう感動に浸っていたらなにやら皆さんが占い…特に恋占い
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