最終話:別れ
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うと、最初はやる気を出さずにサボっていたのをなっちゃんが注意した時、大輔の悪口を言ったのが原因でフルボッコにされ、数日間顔面に大量の殺虫剤を吹きかけられ、更に数日間、殺虫剤混入の食事を無理矢理食わせられると言う拷問レベルの制裁を受け、すっかりアルケニモンはなっちゃんの存在がトラウマになったのである。
「ねえ、本来なら始末されても文句言えないあんたを生かしてもらってるのは誰のおかげ?」
「だ、大輔さんです」
「だよねえ?じゃあ、文句言わず働いてね?もしサボったりしたら今度は両腕両脚に弾丸撃ち込むから」
「は、はい…」
顔を真っ青にしてペコペコとなっちゃんに頭を下げて作業を再開した。
「(怖ええ…)」
一部始終を黙って見ていた(賢明な判断)マミーモンは冷や汗を大量に流しながら穫ってきた魚を置いた。
【プゥウウウウ!!】
早く食べたいとばかりに叫ぶ幼年期デジモン達。
「待たんか、喉を詰まらせないように骨を取り、食べやすいようにしてやる」
ブラックアグモンが几帳面にも骨を取り、喉を詰まらせないように小さく切ると幼年期デジモン達に与えてやる。
「ふむ、今日のおやつは…これにするか…」
どこからともなくフリル付きのエプロンを取り出して装備し、フライパンとホットケーキの材料を取り出した。
「今日はホットケーキを作るとしよう。デジリンゴもあることだしな」
手慣れた手つきでりんご入りホットケーキを焼き始めるブラックアグモン。
「お前、ダークタワーデジモンなのに今じゃ保父みたいになってんなあ」
「そう言う貴様は主夫だろうが、さっさと今日の夕食の材料調達に行ってこい。俺はベビー達におやつを作らなければならん。」
「へいへい、アルケニモーン。夕食の材料を探しに行こう」
「はあ!?さっきチビ達の食料を穫ってきたのにもう探しに行くのかい!?少しは休ませ…」
「ミッキーバレッ…」
「探します!!探しますから!!」
なっちゃんに銃口を向けられたアルケニモンは冷や汗を流しながら、食料調達に向かうのであった。
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