第66話:未来
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」
「当たり前、確かにデジヴァイスもD-3もD-3XもXローダーも滅茶苦茶凄い技術の塊で魔法的な知識も必要だけど、デジヴァイスとかはあくまでも単なる機械。優れてるのは人の心に呼応して通常種を上回るパワーアップをする進化システムと一部の人間だけが持つクロスコードを利用するシステム。この2つだね。はっきり言ってヒカリのお兄ちゃん達がクロス・コードを持っていていたら、デジクロス機能をデジヴァイスに付け足すよりも全部分解して一から組み立てた方が良いかも」
「何でだよ?」
「少し考えれば分かるだろう?貴様らのデジヴァイスとやらはデジクロス機能に対応していない。いきなりそんな物を付け足してもまともに機能するわけがないだろう」
「あ…」
「こんな簡単なことも分からんとは嘆かわしいな」
「興味のあること以外の太一は基本的にこんなだ」
今気付いた太一にキリハは呆れたように呟き、ヤマトは慣れたように言う。
「うるせえやい!!」
「クロスコードなんてどうやって分かるようにするんだ?」
「うーん、大輔達が私達をデジクロスさせる時に感じる力がクロスコードなら、それを参考にすれば…今から身体検査しよっか?」
なっちゃんによる太一達の身体検査が始まり、クロス・コードの適正があるのは太一とヤマトのみであった。
「じゃあ、デジヴァイス貸して。バラバラに分解するから」
「ちゃんと元通りにしろよ?」
「ああー、私を疑ってるね?じゃあ、ヒカリのお兄ちゃんだけデジヴァイスをスクラップにしてやるから」
「それだけは止めてくれ!!」
スクラップは勘弁とばかりに太一が叫んだ。
全員が太一の姿に爆笑したのである。
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