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許されない罪、救われる心
58部分:第六話 暴かれた時その二
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の隅でだ。そこで顔を顰めさせてそのうえで苦い言葉をそれぞれ出していた。
「何よ、部長」
「ああ、あんなことしてな」
「全く。何考えてるのよ」
「あんな奴の鞄元に戻してね」
 こう話すのだった。
「あれだけやった意味ないじゃない」
「そうそう、折角鞄滅茶苦茶にしてやったのにね」
「そうね。腹が立つわね」
 如月が文月と霜月の言葉に応えた。

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