MHP3ガーグアさん
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ユクモ村のライトボウガン使いガーグア
ある意味有名となった男
人は彼のことを猛獣使いと呼ぶ
あるハンター曰く、センスと引き換えに復活する男
曰く、村長と地味に仲良くて羨ましい代われ
曰く、イビルジョーに捕食っていうか懐かれてないか?
などなど
多数の意見が溢れ出る、話題につきぬ好人物と思われ
「あ、村長ちぃーすっ
・・・あれ、今日なんか雰囲気違うって、なんだ目じりの皺が増えただけか・・・
ギャーーーーー!!
や、ちょ、やめ、らめ、やめて!」
・・・別に好人物でも何でもなかった
迂闊にも村長の目じりの皺・・・何か悪寒が走ったが何故だろう
女性にはいってはいけない一言を口に出し、プーギー集団にのしかかられるその姿
猛獣使いの二つ名は何処へ行った
そのもがき苦しむ姿を見て高笑いをあげる村長が怖い
ある程度お仕置きが終わったのか、村長からクエストを受注し村を出た彼
今日はオトモも連れずに1人でクエストをこなすようだ
踏み入れた地は砂原
灼熱の太陽が照りつけ、乾いた風が、砂が肌を傷つける
採集ポイントに四つ這いになりながら黙々と採集をこなす
一見普通の行為だ
しかし彼はガーグア
ガーグァフェイスが揺れ動くその姿は、普通ではない
「ヒャッハー特産きのこゲットー
・・・焼いて喰うかな」
その上肉焼きセットできのこを焼きだす始末
商品は使用目的に合わせて使用しましょう
ほらそこ、じょーずにやけましたー♪とか言っている場合ではありません
肉じゃないから
「なんか酒欲しくなってきた」
懐をガサガサと探るものの、酒は持ってきていなかったらしく肩を落とす
「・・・せめてムナゲだけでも連れてくるべきだったかな・・・
ひとりぼっちは、さみしいもんな」
そのセリフを言うなら槍使いになってから出直してこい
背中に哀愁を漂わせながらきのこを貪り食う男ガーグア
彼は知らない
その後ろ姿に狙いを定め、しっぽを振りながら鼻息荒くしている猛獣がいることを
「・・・ん?なんか生臭・・・
・・・やあまたかいゴーヤ?」
キシャァァァァァ!!
「ハハッお前はいつも元気だなぁ
・・・喰われて、たまるかぁぁぁぁ!!」
こうして彼の日常は過ぎ去って行く
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