第64話:強き想いは奇跡を起こす 後編
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アグモン、笑みを浮かべるのはアルフォースブイドラモン。
「うわああああん!太一の浮気者〜!!僕という者がありながら〜!!」
「ア、アグモーン!何だよ、ちょっと思うくらい良いじゃんかよ!!て言うかアルフォースブイドラモンは一応お前だろーっ!!」
ショックのあまりに走り去ろうとするアグモンを止める太一。
一応平行世界の同一人物なのに難しいものだ。
「…何やってんのかしら?」
「放っておこう。まさかホメオスタシスから召集が来て、来てみたら並行世界に来ることになるとは…」
「マグナモン!!」
「テイルモン!!」
「久しぶりね、ヒカリ。ちょっとあんた大丈夫?随分平和ボケしちゃったんじゃない?」
「余計なお世話よ」
並行世界の自分に支えられて立ち上がるテイルモン。
「ソル・キャリバー!!」
右腕の剣でベリアルヴァンデモンの体を斬り裂く。
「リュウセイロックダマシー!!!!」
そして追撃でシューティングスターモンとの連携技を叩き込む。
シャウトモンEX6はシューティングスターモンと組んでベリアルヴァンデモンを圧倒する。
「よし、僕達のエネルギーをブイモン達に渡そう!!」
デジヴァイスを使えば、ブイモン達にエネルギーを譲渡することも可能なはずだ。
アグモンの言葉に太一達は頷いてデジヴァイスをブイモン達に向けた。
日本の選ばれし子供達の行動を見た外国の選ばれし子供達もデジヴァイスをブイモン達に向けた。
「みんなの力が流れ込んでくる…」
「力が戻ってくる…」
「力を取り戻してあの方と共闘すれば確実にベリアルヴァンデモンに勝てるはずです!!」
ベリアルヴァンデモンを圧倒するシャウトモンEX6、シューティングスターモン。
そして沢山のエネルギーを吸収して復活しようとしているブイモン達。
そして世界を救う力を持つ選ばれし子供達…。
自分達には何もない。
暗黒の種を取り除くことも世界を救う力もない。
それを思い知らされる。
「もう1発。行くぜシューティングスターモン!!」
「おうよ、兄貴!!」
業火を纏わせ、シューティングスターモンを構えて突撃するシャウトモンEX6。
戦いから視線を逸らして、太一達に連れられてデジタルワールドにやって来たのり子が吐き捨てるように言った。
「やっぱり、そうなんだ……選ばれし子供達は特別なんだ。私達とは違う」
それは嫉妬と諦めが込められた言葉であった。
ベリアルヴァンデモンに利用された子供達は全員、“特別”に憧れていた。
大輔達のように特別な存在になりたかったのだ。
「……何を言ってるの!?」
「私達には、パートナーデジモン
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