第64話:強き想いは奇跡を起こす 後編
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モニウムフレ…」
「ポジトロンレーザー!!」
光線の出力を調整し、レーザーブレードにするとベリアルヴァンデモンの生体砲が本体から斬り離された。
「!?」
「ポジトロンレーザーはこういう使い方も出来るんだ。ただ単純に力を振るえばいい物じゃないぜ?」
「己ええええ!!」
「遅い!!」
殴りかかろうとするベリアルヴァンデモンの顎に強烈な膝蹴りが入り、そして怯んだ隙に拳による連続打撃を叩き込む。
「どうした!?図体が無駄にでかくなりすぎたせいでスピードがガタ落ちしてるぜ!?」
ベリアルヴァンデモンのパワー自体はどんどん上昇しているが、巨体になった影響でスピードが逆に落ちている。
強大なパワーも当たらなければ意味がないのだ。
「メルティングブラッド!!」
「おっ!?」
ベリアルヴァンデモンは滅多打ちにされながらも紅い霧を放ち、インペリアルドラモンXFMは紅い霧に包まれた。
「インペリアルドラモン!!」
「大丈夫だ!!」
目を見開く京だが、紅い霧を吹き飛ばしながら現れたのはバリアを張りながら拳を構えたインペリアルドラモンXFM。
「どりゃああああ!!」
勢いをつけた拳を横面に叩き込み、距離を取ると右腕の大砲を構えた。
「ポジトロンレーザー!!!!」
大砲から光線を連射する。
限界まで規模を絞り、威力と貫通力を極限まで引き上げた一筋の閃光がベリアルヴァンデモンの体を貫く。
しかも1発だけでなく連射だ。
「があっ!!ぐああああああ!!?」
「こいつは…耐えきれるかあ!?ギガデス!!」
周りにデジモンがいないことを確認すると、全身に風穴が開いたベリアルヴァンデモンに向けて胸部の竜顔を開き、砲門を展開するとエネルギー波を発射した。
直撃するのと同時にベリアルヴァンデモンを中心に周囲を勢い良く吹き飛ばす。
「やったか!?」
「いや、まだだ!!」
エネルギー波に飲み込まれたベリアルヴァンデモンにタケルが思わず叫んだが、ベリアルヴァンデモンはまだ生きていると感じた賢は目を細めた。
「ふ、ふはははは!!い、言った、ろ…う!!こ、こ…この程度で俺は…死なな…ぐほおっ!?」
「ふん、それでも随分と精神的に弱ってるようだな。徹底的に叩き潰す!!」
再びぶつかり合う2体。
デジタルワールドで最後の戦いが繰り広げられている中、タイキ達は次元の回廊を渡りながら、シャウトモン達、クロスハートとブルーフレアの面々…正確には最後の戦いを共にした仲間達と再会した。
「シャウトモン、まさかお前とまた一緒に戦えるなんてな!!」
「おう、大輔達はいねえが…クロスハートのメンバーは大体揃った…後は小せえ用事
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