004話 現状把握と学園都市
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化!!」
「ボンッ!」という音とともにタマモの体が煙に包まれ晴れた時には耳と尻尾が消えた姿に変化を遂げていた。
たしかにこれなら表面上は人間と同じに見られるだろう。
「魔術師のサーヴァントであるタマモの力あればこれくらい容易いですよ〜♪ それにこの姿なら少しは魔力節約にもなりますからお得です」
タマモはそう言って指でVマークを作ってみせた。
高畑は展開についていけず「あ、ああ…わかった」と生返事をして学園長に報告しておく旨を伝えた。
「それじゃ次は学生寮の件だけど、二人は一緒の部屋で構わないね?」
「うん」
「はいです♪」
二人は即答。
これにて話は終わると思ったがそうは問屋が卸さないとばかりに、
「…ところでシホ姉さん。学力の方は大丈夫かい?」
「あ…。そういえば大丈夫かな? 錆付いていないといいけど…」
「ま、どうにかなるだろう。とりあえず茶々丸、何個か問題を出してやれ」
「イエス、マスター。ではエミヤさん、まず数学で方程式からの問題ですが…」
それから数学でいくつか質問する。
次に国語で科目は現代文・古典。
社会で科目では歴史、地理、経済。
理科で科目では物理、化学、生物、地学。
英語の科目では英語はもちろんの事、中国語、ドイツ語、ラテン語、ギリシャ語、はてにはハングル語、魔法世界の言語の読み書きまでできたことに大いに驚かれた。
隣でタマモが「現代の知識は奥深いものですね〜」と感心している中、
「…―――最近の情報である経済以外は全問正解です。すごいです、エミヤさん」
「これで体も機能を正常に取り戻せばなんでもありだな。魔法知識も申し分ないからな…フフフッ、これからが楽しみだ」
「姉さん…あなたはそんな知識をどこで?」
「記憶を失う前の私に聞いてよ?」
まさにその通りである。
とにかくそんなやり取りがあり、シホは最後に女子寮の部屋の周りには強力な…それはもう学園長やエヴァクラスの魔力も漏れないような強固な結界を施してくれと頼んだそうな。
◆◇―――――――――◇◆
年越ししてとある休日、と言ってもあと数日したら三学期が始まるということなのでシホはタマモに車椅子で押されながら、茶々丸とともに学園都市を周りどこになにがあるのか紹介されながら機材や服装、食材などを購入していたりしていた。
もちろんお金に関しては事前に学園長が諭吉さんを何十枚も渡してくれたので問題ない。
シホは少し遠慮がちだったがタマモが、
『それじゃ遠慮なくいただいちゃいましょう! 贅沢…これはまさに愛! 特に金目のものは大好きです!』
と、目をランランと輝かせながら語っていた為にシホは頭を少し悩ませ学園長は内心後悔していたりしていたり。
ちなみにまだ
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