004話 現状把握と学園都市
[3/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
タラタラな言い回しでしたよ〜?」
タマモが思わず手でうわぁ…とわざとらしく表現している。
それにエヴァはめざとく反応して無言で神速の拳を繰り出すが、それをタマモはヒョイッと避けて舌を出し笑っている。
茶々丸が「落ち着いてくださいマスター」と宥めなければ今頃はエヴァとタマモのバトルロワイヤルに発展していた事だろう。
とにかく状況が確認したいシホは魔術回路を開くことにした。
「同調開始。…全回路、開放…って、わっ!?」
「わぁー…ご主人様すごい総魔力量ですねー。あの仙人頭な学園長の二、三倍もありますね〜」
「わ、私の全盛期をはるかに上回っているではないか…」
「そ、そんなに落ち着いていないでさっさと調べて閉じよう!」
肉体年齢――――15、6歳くらい。不老不死で成長が停止しているため以降この姿で完全固定。
身体データ―――身長154cm B82 W56 H81(なぜこんなものまで出てくる…?)
身体機能――――吸血鬼化により過去の例から照らし合わし筋力、耐久、敏捷ともに総合的にほぼ記憶の中の謎の黒い巨人と同等の能力を会得。
視覚、聴覚能力向上。
現在両足は衰えのため当分は歩くまでに時間を有する。
この世で知られる吸血鬼の弱点はほぼ意味を成さない。
解析不明な部分が数箇所あり。
精神状態――――正常。しかし所々に情緒不安定な箇所があり。
解析不可能な部分が数箇所あり。
魔術回路――――本体魔術回路27本、補助魔術回路400本正常稼動。全回路がより一層強固で頑丈になり魔力量、人間時の約10倍に増大。
投影技能――――正常。武器、防具及び宝具投影可能。宝具の真名開放可能。武具以外の投影も十分可能。
固有結界――――無限の剣製正常封印。
固有宝具――――全て遠き理想郷正常稼動。吸血鬼の体と相性がよくうまく連動稼動している。
固有技法――――錬鉄魔法、使用可能。
「………と、同調終了。な、なにこの出鱈目なスペック…」
「さすがに驚きだな。なんs「シホ姉さん!! なにがあった!!?」…やかましいぞタカミチッ!!」
「ガポハッ!?」
突如襲来してきた高畑に対してエヴァは見事なソバットを決めていた。
それで思わず高畑は地面に沈んだ。
しばらくして回復した高畑はなにがあったのか問いただしてさっき行った一連の行動を話したら非常に驚かれたのは言うまでもない。
なんせ高畑だけではなくシホがすぐに魔力をストップしたとはいえ学園長ならびにエヴァンジェリンクラス以上の魔力が部屋から漏れたのだからただ事ではない。
気づいたのはちょうどこの施設にいた高畑を含めた全員だったらしい。
そのこ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ