第三章
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かった、だがここで美鈴は眉を顰めさせて純奈に対して言った。
「アジ=ダハーカは長時間その香りを嗅ぐとたい」
「放心状態になるそうですね」
「だからたい」
それでというのだ。
「その備えたいが」
「僕は神具だから通じなかったけれど」
八房は何故芥子畑から戻ってきたのかを話した。
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