ブルマでデッサンされ、パンツ一枚で愛しあった、ヌードモデルの体験談。
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仕事は来てるけどイヤなら断ってもいい、と事務所で言われた。
裸でかなり動くことになるという。
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当日。
場所は依頼人の自宅の広めの洋間。
イーゼルが一つあるだけの、お世辞にもアトリエとはいえないような場所で、
着衣のままラジオ体操をしてウォーミングアップ。
55歳だという依頼人は紳士にしか見えないが、
なんとまあ──事務所には、モデルは下着なしで寄越すように要請していた。
少しでも好意的にとるなら、下着の痕が消える時間が惜しいということになるが、
私をすぐに裸にしなかったのだから、それは成り立たない。
裸ではないが日常の格好でもない、ノーパン・ノーブラの女性を見たかっただけなのか。
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跳躍──膝上のスカートが踊り、前屈──乳首が覗く。
それを観察されている。
確かに私は見られるためのモデルだが、これには「異議あり」と声を上げたくなった。
そんな羞恥プレイの最中、
裸で入団のオーディションするバレエ団が外国にはある──とか、
プリマドンナが裸で踊る演目もある──とかいう変な話題をふってきた。
これもプレイの一環だろうか。
体操が終わると、その場で脱衣。
全裸になって、かえってホッとする。
もう羞恥プレイはやりようもないだろう。
こちらは全身をすみずみまで、恥部さえ見せるのだから。
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▽
今日最大の衝撃──ブルマ。
紳士がどこからともなく出した、ブルマ。
本物を見るのは初めてだ。
唖然とした。
死別した奥さんのものだという。
寒い日にスカートを穿く必要があるときなど、着用していたようだと紳士は言うが、
保管する理由にはなってない。
全裸可のモデルに拒否権はないが、
こういう格好はイメクラ嬢のほうが「うまく演る」のでは?
とにかく、ブルマ直穿きという姿になった、私。
あ、でも──
穿き心地がいい。
密着感というか、一体感というか。
お尻を包みこんで、ヒップアップになるかも。
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快感もつかの間。
おぞましい、体育の時間が始まった──長座、前屈、上体そらし。
しかし、純粋な美術デッサンでも、そんなポーズはあり得る。
美大のゼミでは「筋肉観察」の教材にされることもある。
もちろん全裸で、全ての角度から至近距離で見られるのだ。
横たわって、寝返りをうつようにコマ送りで回転させられ、乳房の変形の様子を詳細に描かれることもある。
──指示がハードになっていく。
胸が揺れまくるジャンプ。無防備な乳房が恥ずかしかった。
レオタードなら違ったかも……
でも、すべてのポーズは手抜きなくデッサンされていた──正当な行為なら文句は言えなかった。
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最後は、ブリッジだった。
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