44部分:第四話 岩清水健也その十
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すぐに頷いた。
「わかってるよ、勿論だよ」
「そうだね。わかってるよね」
「何度もやってきたからね」
岩清水は従兄に対して笑って述べた。その笑みは何故か邪悪なものだった。企み誰かを陥れる笑みに他ならなかった。
「勿論だよ」
「それじゃあ。任せるよ」
「任せて。流す場所もわかってるし」
「僕のサイトにも載せるね」
「いつも通りね」
全てがわかっているやり取りだった。
「やっていくよ」
「よし、だったらその時は言ってね」
「うん、その時はね」
こう話してだ。そのうえで今は伏せていた。だがそれた機会を見て伏せていた。明らかな企みがだ。そこにはあったのだ。
第四話 完
2010・8・3
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