彼女の魅力?
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〔心配だ。〕
コーテリアは、女王の嗜みという分厚い本を自分の机に置いて読み出した。
[適当にすればできるでしょ。]
心にいるルーティアとルーシェが喋りかけてくる。
{そうだよ。カルディア侯爵ならいいでしょ。}
〔それだよ。ルーティアが私たちの難易度あげたんだよ。〕
[あはははは。悪かったよ。まぁ、私のようにやったらバレないんじゃない?]
〔それが出来ないから頑張って練ってるんだよ。策を。〕
{[まぁ、私たち寝るから。おやすみ。]}
2人が引っ込んでからどっと鼓動が早くなる。初めてひとを相手にする。流行る思いを抑えて明日に備えることにした。
カルディア侯爵が庭に姿を現した。私はそっと魔法で姿を消す。
〔こっちですよ。〕
何回も言う。侯爵はだんだん距離を縮めて今では30センチほどだ。そこでぐぃっと侯爵のネクタイを引っ張り魔法を解く。
〔見ました?これが魔法で姿を消していた正体です。〕
〜*〜
近い。ネクタイをつかまれ焦ったが彼女の動く唇に目がいく。
〔付いてきてください。〕
彼女に連れられるまま行くとそこには豪華な飾りがされている、大きな扉。その扉は重い音がして歩く。
3個に区切られた部屋、1つは勉強机と大量の本棚に1つは女の子らしいドレッサーやら服やらが綺麗に揃えられていて1つは可愛らしいぬいぐるみとベッドがあった。
(どうしてここに?)
紳士的ではないが事情を聞こうとした。
〔ここは私の部屋。私には、3つの魔法が使えますの。ご存知?〕
わざとだよと言わんばかりの笑みを浮かべている。それ以上突っ込んだ話をしなかった。
(ええ。)
〔そう。じゃあ私のことももっと調べてくださらない?慎重に誰にもバレることのないよう。〕
蔓延の笑みを浮かべて言う。それは、一度知られたらどうなると思う?と聞いているようなものでとても14歳とは思えない内容だった。
(では、ヒントを)
そう笑みを突き返し、それでこそと言うような顔で突き返された。
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