第63話:強き想いは奇跡を起こす 中編
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にこの世界に来た途端デジタルワールドでの服装に変わっていた。
「ベリアルヴァンデモンは?」
賢が辺りを見回すと、どこからともなく笑い声が聞こえてきた。
そしていつの間にか回復しているベリアルヴァンデモンが岩の向こうから姿を現す。
「惜しかったな、坊や達……もうちょっとでとどめを刺せたのにな。だが、デジタルワールドに来てしまえばこっちのもの。闇の力も思いのままさ」
「何言ってんのよあんた!あんたさっきまでマグナモン達に一方的にボッコボコにされてたじゃない!!」
京が指差しながら言うとベリアルヴァンデモンは腕を真上に振り上げ、闇の力をその体に集めていく。
力が強まるに従って、ベリアルヴァンデモンの体が見る見るうちに巨大になる。
「ヒカリちゃん、賢…大丈夫か?」
闇に敏感なヒカリと賢を見遣る大輔。
ヒカリと賢は一瞬表情を強張らせたが、大輔の声にハッとなって、大丈夫と言うように頷いた。
「お前の思い通りにはさせない!!シャイニングゴールドソーラーストーム!!」
マグナモンがベリアルヴァンデモンに向けてレーザー光を放つが、レーザー光はベリアルヴァンデモンの闇に掻き消されてしまう。
「何?」
「チッ…まだ跳ね返すほどパワーはないか…だが、このまま闇の力を集めれば…!!」
ベリアルヴァンデモンは再び両手を天に掲げ、手から黒いエネルギーを放った。
それはデジタルワールドの空を割って、現実世界すら侵食していく。
「ち、地球が闇に飲まれて行く…!」
「地球のみんなはどうなっちゃうの…!?父さんや母さん、お姉ちゃん達は!?」
闇に飲まれていく現実世界に、子供達は焦りを浮かべる。
「これが…これが本当の目的だったのか!」
「そうだ。俺は現実世界とデジタルワールドを闇の世界に統一させ、両世界を統べる王となるために復活したのだ!!」
「何だって!」
唯一3年前にヴァンデモンと戦ったタケルとヒカリが、嫌悪を込めて言い放った。
「3年前も同じ事を言ってたわ。前とちっとも変わってない!!」
「変わったのは奴のパワーだ!前の何十倍も強くなってる!!」
「みんな、デジクロスだ!!みんなの力を1つに合わせるんだ!!」
【…分かった!!】
マグナモンからブイモンに退化し、エクスブイモンに進化。そして次々に進化し、デジクロスする。
「なっちゃん!!」
「待って、今行くよ!!君達は及川をお願いね!!」
治療が成功したのか、顔色が良くなった及川を子供達に任せてインペリアルドラモンFM達に駆け寄る。
「「「インペリアルドラモンFM!!エンジェウーモン!!ホーリーエンジェモン!!ブラックウォーグレイモン!!シスタモン・ノ
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