第63話:強き想いは奇跡を起こす 中編
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達の苦しみはなあ!!」
次の瞬間、ブイモンのデジクロス体が次々に出現する。
パイルドラモンの各形態やインペリアルドラモンの各形態等もだ。
「くたばれベリアルヴァンデモン!!」
凄まじい威圧感を放つブイモンの進化系とデジクロス体達による一斉攻撃。
それはまるで獲物を喰らおうとする肉食獣の群れのようだった。
「ぎゃあああああああ!!!」
ベリアルヴァンデモンの絶叫が響き渡る。
どれだけ意識が飛びそうなダメージを受けようが、絶え間なく繰り出される攻撃のせいで気絶することすら許されない。
それを見たタケル達は顔を強張らせて見ていた。
マグナモンX達の無慈悲で徹底的なまでの絶え間ない攻撃に頼もしい味方であるはずなのに恐怖を抱く。
「つ…強い…本当なら頼もしいはずなのに…」
「容赦が無さ過ぎて、逆に怖いわ…」
「ベリアルヴァンデモンが哀れに見えてきたよ…怒らせたらいけない人って言うのは大輔君みたいなのを言うんだね…」
闇を憎むタケルですらベリアルヴァンデモンに同情させるくらい今の大輔とマグナモンX達は容赦がない。
「ねえ、賢君…」
「何?ヒカリさん?」
「このまま行けば、ベリアルヴァンデモンは…倒せるよね?」
「え?ま、まあ…あれだけの実力差なら…」
ヒカリの言葉に目を見開きながら賢は答える。
「……本当に…?あんなにしつこいヴァンデモンが簡単にやられるの…?」
ヴァンデモンを良く知るヒカリは不安になる。
インペリアルドラモン達によるポジトロンレーザー一斉発射攻撃を受けたベリアルヴァンデモンは最早ズタボロであった。
「「終わりだな、ベリアルヴァンデモン?」」
大輔とマグナモンXの声が響き渡るとマグナモンXとマグナモンBW、そしてマグナモンが必殺技を放つ。
「「シャイニングゴールドソーラーストーム!!」」
「ダークネスシルバームーンストーム!!」
黄金と白銀のレーザー光がベリアルヴァンデモンに炸裂する。
レーザー光に飲まれたベリアルヴァンデモンは勢い良く吹き飛んだ。
しかしあまりにも威力が強すぎたのか、空間が吹き飛び、ベリアルヴァンデモンは別の空間に飛ばされた。
「追いかけるぞ!!」
「うん!!」
「ほら、みんな。早く!!」
マグナモンX達の無慈悲な攻撃に呆然としていたタケル達だったが、賢に声をかけられたことでハッとなり、すぐに大輔達を追い掛けた。
穴を抜けるとマグナモンXはマグナモンに戻り、ブイモンの進化系達とデジクロス体達は消えてしまい、服装も変化してしまう。
「服が変わった…もしかしてここはデジタルワールドか?」
他の子供達も、さっきまでは冬服だったの
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