第63話:強き想いは奇跡を起こす 中編
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モニウムフレイム!!」
ダークエリアより供給される邪悪なエネルギーを両肩に寄生する生体砲“ソドム”と“ゴモラ”から業火に変えて放つ一撃をマグナモンに直撃させる。
爆発が起き、ブラックウォーグレイモンが盾となって大輔とヒカリ達を庇う。
「はーっはっはっは!!どうだ!!所詮この俺の敵ではな…」
大笑するベリアルヴァンデモンだが、次の瞬間に表情が凍り付いた。
何故なら、煙が晴れた先には自身の必殺技を受けたにも関わらず、殆どダメージを負っていないマグナモンの姿があったからだ。
「成る程、中々の威力だ。あの冒険での経験が無かったら…昔の俺ならかなりのダメージを喰らってたろうな。でも今の俺には大したダメージを与えられないようだな……はああ!!」
気合いを入れると、酸で腐食したアーマー部分が元通りになり、体の汚れと僅かなダメージも消え、全快の状態になる。
「な、何!?」
「大分この世界の仕組みが分かってきたぞ。この世界は想いの強さが力になる世界なんだ。つまりこの世界の恩恵を受けられるのはお前だけじゃない。俺もその対象に入っている。お前を倒す気持ちが強くなればなる程、俺はどんどんパワーアップするようだ…エクストリーム・ジハードが使えるようになったのはそのためか…それじゃあ、早速この世界の仕組みを有効活用するとしようかな?」
マグナモンが凄みのある笑みを浮かべるとマグナモンのアーマーと体が一体化し、身に纏ったアーマーは鋭角的な形状となる。
「…………これがマグナモンの潜在能力を極限まで引き出した姿か……」
大輔が変化したマグナモンの姿に目を細めた。
「X抗体と呼ばれる平行世界のデジモン削除プログラム…Xプログラムに対抗するために生み出し、デジコアに取り込むようになったプログラム…この世界は大した物だな?並行世界の力や知識が簡単に手に入る…ベリアルヴァンデモン…もうお前はお終いだ。特別に見せてやるぞ!!こいつがこの世界で発揮出来るマグナモンXのフルパワーだ!!」
一気に力を放出するマグナモンXの力は暗黒の花の闇すら霞んで見える程の強大な力であった。
「………っ!!」
あまりにも桁違い過ぎるエネルギーに絶句するベリアルヴァンデモン。
「謝るなら今の内だぜベリアルヴァンデモン?まあ、泣いて謝ろうが、土下座しようが許してやる気はねえけどな…」
大輔は凄まじい怒りを瞳に込めてベリアルヴァンデモンを見据える。
「ぐっ…!!」
冷や汗を大量にかいて、一歩一歩近付いていくマグナモンXを見るベリアルヴァンデモン。
「俺はお前を許さねえ。及川のしたことは確かに許されることじゃねえ…でも、友達を失って辛い思いをした及川の気持ちを付け込んで利用したお前を…そして子供達の今よ
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