第七千五百四十八話 パンは凍らない
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第七千五百四十八話 パンは凍らない
戊辰戦争の時の幕府軍を官軍から見てでした、日本は何とか食べられるお握りを食べながら言いました。
「あのパンを食べていますと」
「はい、ビスケットというものがあるそうですが」
「あちらの保存食ですね」
「パンというかそちらに近いそうですが」
「普通に食べていますね」
「そうですね」
日本は兵隊さん達に応えました。
「ああしたものは凍りません」
「それが大きいですよ」
「この寒さじゃお握りも凍ります」
兵隊さん達の多くは西国の人達なのでこうしたことはなかったのです、それでこまっているのです。
「ここまで寒いとは」
「戦場で食べるのはパンの方がいいですか」
「そうなのでしょうか」
「どうにもですね」
日本もこのことがわかりました。
「江川さんのお考え通りでしたね」
「あの方が生きていてこちらにいれば」
こうした意見も出ました、戊辰戦争で官軍側は有利に戦っていましたがそれでも困ったことがあったのです。
第七千五百四十八話 完
2019・1・27
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