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戦国異伝供書
第二十七話 幸村と茶その三
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ら」
「その時は」
「他の織田家のお歴々もいるので」
「松永殿も」
「その首を取られるでしょう」
「ですか、しかし実はそれがし松永殿とは」
 どうにもという顔でだ、幸村は慶次に述べた。
「これまでです」
「お会いしたことはありませぬか」
「直接は」
 そうだったというのだ。
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