暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica30いざ往かん無限書庫〜Go Go !〜
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されること間違いなしだもん。

「あ、うん。じゃあセティ君やな♪ ウチのことはジークでええよ! 家族や友達はそう呼ぶしな!」

・―・―・終わり♪・―・―・

あの後わたし達、それに途中参加のミウラさんは、ジークさんと順番に組手を行った。ジークさんは射砲撃戦、格闘打撃戦、密着状態での投げ技に関節技といった、まさにオールラウンドのファイター。組手だから魔法は使わなかったけど、その他の打撃・関節技に四苦八苦。結局、アインハルトさんを含めチームナカジマとミウラさんは、全員が成す術なく秒殺だった。

(でも楽しかったな〜♪)

だけどアインハルトさんは楽しんでいるようには見えなかった。やっぱりクラウスの記憶に引っ張られているからだと思う。アインハルトさんの背負ってるものを少しでも減らしてあげたいわたしも、「よしっ」て両手を握り拳にした。
そんな中、いよいよシャトルが出発して、本局に到着するまでの間は静かに本を読んだり、小声でお喋りしたり、思い思いに時間を過ごした。ちなみにわたしとミウラさんは、フォルセティを挟んで格闘技談義に花を咲かせた。

「みんなー、荷物忘れへんように降りてな〜!」

本局へは3時間ほどで到着。はやてさんの注意にみんなで「はーい!」って答えて、シャトルを降りてターミナルに降り立つ。こっちの次元港は民間航空専用のターミナルだから一般の人ばかり。管理局の艦はそれ専用のドックに入ることになってるから、残念だけど見ることは出来ない。

「おおー! 来たぜー、本局ー! マジで街が広がってんだな〜!」

「屋内なのにちゃんと空もあるんですねー!」

「ホンマやー! 雲もちゃんと動いとる〜!」

「風も吹いているし、本当に地上に居るみたいだね」

「何も知らずにココを訪れたら、まず本局の中だと気付かないでしょうね〜」

「本局は、局員さんやそのご家族だけでなく、一般の人も住んでいるんですよ♪」

わたし達子供組は見慣れた光景だけど、エントランスから出ると番長さん達が驚きに目を輝かせた。ヴィクターさんが「司令。ここからは・・・?」ってはやてさんに尋ねる。

「うん、ここからはバス移動やね」

「無限書庫前までの路線がありますから、それに乗りましょう! アレです!」

わたしはバスターミナルに停車中の1台のバスを指差した。無限書庫には一般解放区画もあって、そこを利用するお客さんもいるから、ちゃんと路線の中に組み込まれてる。そういうわけでバスに乗って無限書庫へ。ガラス張りの左右に開くスライドドアを潜って中へ。

「まずは一般開放区画ですね。文字通りどんな人でも利用できて、本も10冊までで1週間レンタルすることも出来ます。で、今日のわたし達の目的地はこの奥、未整理区画になります」

ぞろぞろ
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