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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica30いざ往かん無限書庫〜Go Go !〜
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を願い出てくれた。ジークリンデ選手は「予選が始まるくらいまでって条件付きやけど・・・。どうでしょう?」って確認した。わたし達は目をキラキラさせながらノーヴェとイクスの反応を見守る。
「それは願ってもない提案です。ノーヴェさん、ご好意をお受けしては?」
「だな。ではお願いします!」
「「「やったー!」」」
「闘える? チャンピオンと・・・現代のエレミアと・・・」
わたしとコロナとリオは万歳で喜んで、アインハルトさんは右手を胸の前でギュッと握り拳にした。記憶の中にあったクラウスとリッド、それにオリヴィエの組手はすごかった。目標としてる絶対の強者との組手なんて、そうそう経験できるものじゃない。
「そんで・・・あの、ハルにゃんとまずはやってみたいなって」
「「「「「「・・・・・・ハルにゃん?」」」」」」
わたし達とフォルセティとノーヴェとイクスが同時に首を傾げた。ジークリンデ選手の顔がボンッと一気に赤くなって「ご、ごめんな急に! えっと、あのな!」ってあたふたと大慌て。
「ハルにゃんって呼んでええか?って聞こうって思ってたんよ! 確認する前にそっちで呼んでもーた! なんかな! 君の相方、確か豹・・・雪豹やったやん!?」
「あ、はい。アスティオン・・・ティオと、私や皆さんは呼んでいます」
「あ、うん! そのティオって子、にゃあって鳴くし! なんかな、アインハルト自身もなんや猫っぽいんよ!? そやからハルにゃん、って! ウチ、仲良ぅなりたい子や、親しい子にはこう・・・愛称を付けたなって呼びたくなってしまうんよ! 嫌やったら言うてな!」
可愛いって思えちゃうほどに大慌てなジークリンデ選手。アインハルトさんは「いえ、嫌ではないです」って首を横に振った。
「呼び方についてはご随意にどうぞ。ハルにゃんと呼ばれたら、私のことだと思うようにします」
「ホンマに!? ほんなら君らも・・・ヴィヴィちゃん、コロちゃん、リオちゃん、イクスちゃんって呼んでええ?」
なんと、わたし達にもそんなフレンドリーな呼び方を。もちろんわたし達は「ぜひ!」って思い切り頷いた。でもすぐにわたしは「フォルセティ・・・」が呼ばれなかったことが引っ掛かった。フォルセティもちょっぴり残念そうだし・・・。
「あ、君のことはヴィクターと同じように、セティ、って呼びたいんやけど・・・、そのな、ちゃん付けか君付けかで迷ってるんよ〜。ウチ的にはセティちゃんなんやけど?」
背後にガーン!って擬音を幻視しちゃうほどショックを受けたフォルセティが、「僕、男なんでぜひに君付けでお願いします! 割と切実に!」って半泣きでお願いした。たぶん、フォルセティの事を知らない人が、セティちゃんって呼ばれてるのを見たら、きっと女の子だって勘違い
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