暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica30いざ往かん無限書庫〜Go Go !〜
[6/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
を願い出てくれた。ジークリンデ選手は「予選が始まるくらいまでって条件付きやけど・・・。どうでしょう?」って確認した。わたし達は目をキラキラさせながらノーヴェとイクスの反応を見守る。

「それは願ってもない提案です。ノーヴェさん、ご好意をお受けしては?」

「だな。ではお願いします!」

「「「やったー!」」」

「闘える? チャンピオンと・・・現代のエレミアと・・・」

わたしとコロナとリオは万歳で喜んで、アインハルトさんは右手を胸の前でギュッと握り拳にした。記憶の中にあったクラウスとリッド、それにオリヴィエの組手はすごかった。目標としてる絶対の強者との組手なんて、そうそう経験できるものじゃない。

「そんで・・・あの、ハルにゃんとまずはやってみたいなって」

「「「「「「・・・・・・ハルにゃん?」」」」」」

わたし達とフォルセティとノーヴェとイクスが同時に首を傾げた。ジークリンデ選手の顔がボンッと一気に赤くなって「ご、ごめんな急に! えっと、あのな!」ってあたふたと大慌て。

「ハルにゃんって呼んでええか?って聞こうって思ってたんよ! 確認する前にそっちで呼んでもーた! なんかな! 君の相方、確か豹・・・雪豹やったやん!?」

「あ、はい。アスティオン・・・ティオと、私や皆さんは呼んでいます」

「あ、うん! そのティオって子、にゃあって鳴くし! なんかな、アインハルト自身もなんや猫っぽいんよ!? そやからハルにゃん、って! ウチ、仲良ぅなりたい子や、親しい子にはこう・・・愛称を付けたなって呼びたくなってしまうんよ! 嫌やったら言うてな!」

可愛いって思えちゃうほどに大慌てなジークリンデ選手。アインハルトさんは「いえ、嫌ではないです」って首を横に振った。

「呼び方についてはご随意にどうぞ。ハルにゃんと呼ばれたら、私のことだと思うようにします」

「ホンマに!? ほんなら君らも・・・ヴィヴィちゃん、コロちゃん、リオちゃん、イクスちゃんって呼んでええ?」

なんと、わたし達にもそんなフレンドリーな呼び方を。もちろんわたし達は「ぜひ!」って思い切り頷いた。でもすぐにわたしは「フォルセティ・・・」が呼ばれなかったことが引っ掛かった。フォルセティもちょっぴり残念そうだし・・・。

「あ、君のことはヴィクターと同じように、セティ、って呼びたいんやけど・・・、そのな、ちゃん付けか君付けかで迷ってるんよ〜。ウチ的にはセティちゃんなんやけど?」

背後にガーン!って擬音を幻視しちゃうほどショックを受けたフォルセティが、「僕、男なんでぜひに君付けでお願いします! 割と切実に!」って半泣きでお願いした。たぶん、フォルセティの事を知らない人が、セティちゃんって呼ばれてるのを見たら、きっと女の子だって勘違い
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ