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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica30いざ往かん無限書庫〜Go Go !〜
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手を付けられないからね」

「アインスさん。それって別料金が掛かるやつっスよね? あたしら、料金払ってくるんで・・・」

「いや、すでにルシルが必要経費を全て支払っているからね。そのまま預けてくれていいよ。ヴィクトーリア達も、彼の厚意を受け取ってもらえると私としても嬉しい」

ジークさん達がお礼を言うべくルシルさんとはやてさんの元へ向かおうとしたけど、「お待ちなさい」ってヴィクターさんが止めた。番長が「あ? なんでだよ?」って振り返って、ジークさんも解からないって困惑顔。

「そうだね。お礼はまた帰った後か、本局に着いてからでもいいんじゃないかな」

ミカヤさんもそう言うんだけど、番長とジークさんはやっぱり解かっていないようで。ヴィクターさんが「ジークはまだ仕方ないとはいえ・・・」って呆れた風に溜息を吐くから、「オレがなんだよ?」って番長が不機嫌そう。

「番長、ジーク。ルシルさんとはやてさんを見てどう思う?」

「えっと・・・、楽しそう・・・かな?」

「もう。私とミカヤさんとで態度が違いすぎですわよ」

ヴィクターさんが呆れて肩を落とす中、番長の答えを聞いたミカヤさんが「その通り。だから邪魔はしてはいけないよ?」って笑顔で人差し指を立てた。腕を組んで唸る番長はまた解かってないようだけど、「まぁミカねえがそう言うなら」って渋々納得。

「うん。ヴィクターの言うことは間違ってへんし、帰ってきてからお礼言うことにする!」

そういうわけで、わたし達は手荷物カウンターで着替えの入ったスポーツバッグを預けて、貴重品の入ったポシェットは検査場で危険なものが入ってないかを検査。もちろんわたし達は、そんな危ないものを持ってないということで何事もなくパス。

「アインスお姉ちゃん。今日はリインお姉ちゃんは・・・?」

「ん? あぁ、今日はアギトの昇級試験がミッド地上本部であるからね。リインとシグナムはその付き添いだよ」

「そうだったんだ〜。アギトお姉ちゃんに、今の内にメールを送っておこうっと♪」

はやてさんのパートナーであるリインが珍しくはやてさんの側に居ないと思ったら、そういうことだったんだね。フォルセティは十字架型ペンダントを待機モードとする“エマナティオ”をポケットから取り出して、「アギトお姉ちゃんにメール。音声入力」って指示。

≪応。準備完了≫

「アギトお姉ちゃん。試験があるって聞いたよ。頑張って、応援してるよ。・・・以上」

≪メール内容受諾。送信・・・完了≫

フォルセティがメールを送り終えたのを見て、なのはママとフェイトママへのメールの返事はまだかな〜ってそわそわしてると、“クリス”がわたわたと四肢を振った。ママ達からの返信メールが届いたみたい。

「クリス。受信モニター
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