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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica29-C大隊の罠〜Overture〜
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っ込んでアースガルド魔法陣を展開。
――
盾神の暴虐
(
コード・ビヴリンディ
)
――
砂が両腕や胸部や背中、両足にも巻き付いてく。そして砂は魔力付加されたゴツイ岩石の籠手、脚甲へと変わり、背中には岩石の腕が6本と浮遊していて、先にある手の甲には円い岩の盾が装備されてる。
「
戦女神の
(
コード
)
・・・!」
籠手が装着されたマイスターの両手に風が集まってきた。両手の平の上で球体状に渦巻く2つ風を1つに合わせると、マイスターは大きく跳んだ。
「
暴天
(
ロータ
)
ッ!!」
そして遠く離れた場所へと投げ捨てた。直径で1mほどの風の塊が砂漠に着弾すると同時、天までそびえる竜巻が発生。さらに竜巻は螺旋軌道で砂漠を回りながら7つに分裂して、それぞれどんどん離れていきながらも砂漠の砂を空へと巻き上げてく。
『行くぞ、アイリ!』
隠れるための砂がどんどん空へと巻き上げられたことで、機械ムカデの姿が視認できるようになった。さらに言えば竜巻に巻き込まれて空に上がってくんだけど、巻き上げられる際の回転の力を利用して、こっちに向かって飛んで来た。
(でも・・・それはカウンターの餌食なんだよね!)
マイスターが左肘を後ろに引くと、背後に浮かぶ6つの腕も握り拳を作って機械ムカデに向いた。機械ムカデは口を大きく開いて、口の中にある大きな砲撃発射体にエネルギーを点した。
「ジャッジメントぉぉぉーーーーッ!!」
放たれる砲撃とマイスターの拳が真っ向から激突。砲撃は籠手を破壊することも出来ずに周囲に拡散して、マイスターの拳は口内の発射体に直撃。発射体は粉々に砕けて、右の拳によるアッパーで頭部を吹っ飛ばした。さらに背後の6つの腕も次々と機械ムカデの胴体に殺到して、ボッコボコに殴ってスクラップにした。機械でも頭を失ったら停止するようで、機械ムカデは完全に機能停止。
『ふぅ。お疲れ、アイリ』
『マイスターも、お疲れ様〜』
お互いに労った後マイスターは「トリシュ、リヴィア、帰ろう!」って避難してた2人に声を掛けた。とりあえず、ミッドに帰るまでは念のためにユニゾンしっ放しでいることにして、マイスターとトリシュがリヴィアと手を繋いだ。
「準備はいい?」
「ああ」「ええ」
『いつでも帰れるよ!』
リヴィアに念話でそう答えながらもアイリは周囲を警戒。マイスターもトリシュもしてるけど、眼は少しでも多い方がいい。竜巻によって巻き上げられていた砂が雨のように降り注ぐ中、アイリ達は・・・
――ケレリタース・ルーキス――
リヴィアの転移スキルでミッドへと無事に帰ることが出来た。
・―・―・―・―・―・
ここ第57管理世界スプールスはデッドサウス群島、第3島にて行われた、航空装甲列車ベールシャメ
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