第五章
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「これも学問じゃ」
「図鑑の作成だけでないでごわすか」
「そうじゃ」
まさにというのだ。
「わしは今それを実感しておる」
「左様でごわすか」
「しかしじゃ」
ここでだ、こうも言った老学者だった。
「肝心の図鑑じゃが」
「それはどうでごわすか」
「あと少しでじゃ」
老学者は煮られた熊肉を食べつつ北原達に話した。
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