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許されない罪、救われる心
27部分:第三話 歪んでいく心その五
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った。
「机とか下駄箱とかロッカーじゃなくてね」
「ええ」
「何処にするのよ」
「教科書とかノートとかね」
 そこだというのである。
「他には。最近よくあるネットに書くとか」
「ああ、それいいな」
 長月もそれを聞いて言った。
「あれ目立たないうえに効くらしいな」
「そうよ、おおっぴらにやらなくても色々とあるのよ」
 如月はどす黒くなっているその笑みで話を続ける。

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