第七千五百四十二話 何とか見付けて
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第七千五百四十二話 何とか見付けて
江川さんは日本にさらにお話しました。
「何はともあれです」
「パンの作り方がわかってですね」
「はい、そのうえで焼いてみました」
「そうして出来たのですか」
「味はこの通りです」
「美味しいですね」
日本も確かな声で答えました。
「これは」
「それは何よりです」
「それでかさばらなくて手間もですか」
「お米よりかからないですね」
「では、ですね」
「はい、日本さんがそう言われるのなら」
それならというのです。
「これでいってみます」
「戦場の食事に採用ですね」
「ご老中の方々にお話してみます」
「というと水野さんに」
「どうもあの人がお考えが古いですが」
このすぐ後に天保の改革を行う人です。
何はともあれ日本でもパンが焼かれました、そしてこのことが戊辰戦争にも影響していくのでした。
第七千五百四十二話 完
2019・1・24
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