22部分:第二話 部活からその十四
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第二話 部活からその十四
「今から行くから」
「うち等もな」
長月も弥生に対して答える。
「今から行って来るわ」
「そう。じゃあまたね」
「ええ、ホームルームまでには戻るから」
こう話してだった。四人はクラスを後にした。そのうえで教室を出てトイレに向かう。そしてその中で誰もいないのを確かめてから大笑いするのだった。
「ねえ、見た?」
「見た見た」
文月が霜月の言葉に対して笑いながら頷く。
「あいつの顔」
「もうこの世の終わりみたいな顔してたわよね」
「ざま見ろっての」
二人で笑いながら話す。
「いい気味よ、全く」
「そうね。ざまを見ろよ」
こう二人で言い合う。そうしてだった。
長月もそれは同じだった。彼女にしても笑いながら言う。
「なあ、うち等だってばれてないしな」
「そうね。それだたらね」
「今度は何をしてやる?」
文月と霜月が長月に対して言う。
「落書きの他には」
「何がいいかしら」
「そうね。それだったら」
如月もであった。やはり笑っている。そのうえでの言葉だった。
「教室のロッカーの中にゴミを入れてやるのもいいし」
「ああ、それもいいな」
「確かにね」
「それも」
こう話してだった。そうしてだ。如月はさらに言うのだった。
「後は。色々あるしね」
「色々か」
「そうよ、あるじゃない」
長月に対しても言う。
「だからゆっくりとやりましょう」
「ゆっくりとかよ」
「とにかくこれだけで終わらせないわよ」
このことはしっかりと言うのだった。
「あいつがこの学校にいられなくなるまでね」
「だよな。何で転校してきたんだよ」
長月は顔を顰めさせてこんなことを言った。
「この学校に来なかったらいいのにな」
「そうよね、本当にね」
「全く」
それに文月と霜月も応えて頷く。
「鬱陶しいわよね」
「部長にちくったりして」
「部長も部長よ」
「そうよ、あんな奴にたぶらかされてね」
こう話すのだった。部長よりも神無に対して嫌悪感を向けている。そしてそれは話せば話す程増幅していくものであった。本人達が意識する以上にだ。
「せめてラクロス部から消えてもらわないとね」
「そうそう」
こんなことも言われた。
「さて、どうしてやる?」
「今度は」
「任せて。色々と考えてるから」
如月が応えた。歪んだ笑みで。
「これからのことはね」
「そう、色々とね」
「考えてくれてるの」
「何かよくわからないけれど考えつくのよ」
これは自分でも不思議だった。如月自身でもわからないがそれでもやることは次から次にと頭の中に思い浮かんできているのだ。
そしてだ。如月はこんなことも言った。
「部長や弥生達にはばれないようにね」
「ああ、そ
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