暁 〜小説投稿サイト〜
許されない罪、救われる心
184部分:エピローグその五
[2/2]

[8]前話 [9] 最初
う?」
 こう如月に提案した。
「それね。どう?」
「チョコレートケーキね」
「おばさんも睦月君も好きよね」
「ええ。お父さんも」
「だからね。どうかしら」
 また如月に話す。
「それで」
「わかったわ。それじゃあね」
「それにするのね」
「ええ。デコレーションで買ってね」
 それにすると答えてだ。そうしてだ。
 二人は席を立った。そして笑顔で店を出る。
 外は晴れ渡っていた。雲一つない。その青空の下で長月達と待ち合わせる。そこに来た彼女達も笑顔だった。今は悩みも苦しみもなかった。忘れたわけではない。だがそれはもう過去のものになっていたのだ。


エピローグ   完

許されない罪、救われる心   完


                  2010・10・28

[8]前話 [9] 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ