第60話:情報収集と突撃ご飯
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殺気の密度が増し、のり子は顔色が真っ青になる。
「勝手に諦めて、勝手に絶望して、偶然天才になれる道具をくれる奴がいたからそれに手を出して、道具の力で手に入れた力で威張り散らすしか能がない根性なしが人を見下せるなんて凄いなあ。お前なんかよりずっと辛くて苦しい思いをしても前を向いている奴もいるのにな?お前さ…大した努力もしない癖に借り物の力を見せつけて威張り散らすとか…人を舐めるのもいい加減にしろよ…根性なしの大馬鹿野郎」
尻餅をついて怯えている彼女を見て、殺気を消してブイモンは踵を返す。
「帰ろうぜ?相手にするだけ馬鹿らしいや」
「そうね、そうしましょ」
ブイモンとテイルモンはそのままこの場を去る。
パタモン達は慌てて追いかけ、ブラックアグモンとなっちゃんはのり子を見遣る。
「っ…な、何よ…?」
「「いや…哀れな子(存在)だと思っただけ(だ)」」
「な…っ?」
目を見開くのり子に構わずこの場を後にするブラックアグモンとなっちゃんであった。
そして、ブイモンは肩が凝ったらしくテイルモンに肩を解して貰っていた。
「ああ〜、慣れないことなんかするもんじゃないな」
「しかしあんたちょっと言い過ぎよ?誰だって大輔みたいに前向きでいられるわけじゃないし」
「ああ、でもショック療法にはなるかな〜って」
「記憶喪失とかじゃないんだから…」
ブイモンの言葉に呆れ果てるテイルモンであった。
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