第58話:憤怒の魔王
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ルノ!!」
デーモンの重ねた両手の中で、業火が渦を巻きデーモンはその炎を、インペリアルドラモンXDM目掛けて撃ち出す。
「ぐっ!!ポジトロンレーザー!!」
業火と光線がぶつかり合う。
「ほう?中々やるものだ。更に力を引き上げても良さそうだ…!!」
業火の勢いが増し、それによってインペリアルドラモンXDMの光線が押され始めた。
「ぐっ!!くそお…!!」
インペリアルドラモンXDMも負けじと光線の威力を上げる。
「不味いな…パワーが足りない…」
大輔は顔を顰めながら呟く。
「大輔君、アグモン達からチンロンモンのパワーを貰ったけど。それでもエネルギーが足りないの?」
「ああ、FMにモードチェンジするにはまだブイモンにエネルギーが足りない…!!」
大輔が言うと、ヒカリは表情を暗くする。
「……今更かもしれませんが、何とかして、デジタルワールドに追い返す事は出来ないんでしょうか?」
「そうよ!!誰かからノートパソコンを貸して貰えば…」
その時、デーモンの高笑いが京の言葉を遮り、炎を放ち続けたままデーモンは両手を掲げる。
するとデーモンの頭上の空間に歪みが現れ、それは見る見る内に広がり現実世界とデジタルワールドを繋げる穴へと変化した。
「ほら、望み通りゲートを開いてやったぞ」
その穴の向こうに見えるのは、見慣れた荒野が広がる世界。
「あいつ…自分だけでデジタルワールドへのゲートを開けるのか?」
「そうだ。私達は現実世界、デジタルワールドへのゲートを開くことが出来る。つまり両世界を自由に行き来出来るのだ。」
デーモンが嘲笑を浮かべながら言う。
「じゃあ、お前をぶっ潰すしかねえってことかよ…!!」
「いや、お前達に私は倒せん…!!」
更にデーモンの業火の勢いが増し、インペリアルドラモンXDMに迫る。
インペリアルドラモンXDMも必死にパワーを上げるが追い付けない。
「駄目よ……私達じゃ、勝てない……!」
「諦めるな、まだ勝てる方法があるはずだ。」
「気休めは止して下さい!」
「伊織…」
「だってそうでしょう!?インペリアルドラモンでも敵わない、デジタルワールドに追い返しても意味が無い!それなのに、その上まだどのような方法があると言うんですか!もう、お終いなんだ!」
「いや…後少しなんだ。後少しエネルギーがあれば何とかなるんだ…問題はそのエネルギーを何処から調達すれば…」
「エネルギー…?そうだ、ホーリーエンジェモン達のチンロンモンのパワーをブイモンに渡すんだ!!そうすれば…」
タケルがホーリーエンジェモン達のチンロンモンの力をブイモンに渡すことを思いついた。
「そうか…す
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