176部分:第十六話 向かうものその七
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」
弥生の声がだ。さらに毅然としたものになった。
「そんなの。絶対にないわ」
「絶対にって」
「如月達はもう傷つけさせない」
弥生は言った。その毅然とした声で。
「これ以上は。友達だから」
「あくまでそう言うんだね」
「絶対に。ここはどかないわ」
如月達の前に立ってだ。言い切った。
「何があっても」
「言うね。まあ僕はいじめをしていない人には何もしないけれど」
弥生には構わないというのだ。しかしだった。
「それでもね」
「まだ如月達に何かするのね」
「勿論だよ。絶対に許されない娘達だからね」
罪をだ。そのまま人に重ね合わせていた。
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