第七千五百三十六話 兵糧にいいかと
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第七千五百三十六話 兵糧にいいかと
日本はパンを食べてみて言いました。
「美味しいですね」
「そうですね、実はです」
「実はといいますと」
「私はこのパンを戦の場で食べられればと考えています」
江川さんは日本に真剣なお顔でお話しました。
「その様に」
「戦の場で、ですか」
「かんぴょうや干し米は消化に悪いです」
日本伝統の戦場で食べる保存食です。
「ご飯を炊くには手間暇がかかります」
「その時を狙われますしね」
「しかも炊きやすいので玄米にしますと」
実は鎌倉時代の武士は玄米でした、強飯と呼ばれていて白米は姫飯と呼ばれていてこちらはお公家さんが食べていました。
「最近は多くの人が白米に慣れていますので」
「お口に合わないですね」
「江戸や大坂を見れば」
農村でも豊かな地域は白米になっていました。
「天保の飢饉でも玄米を白米にして食べている人がいました」
「玄米が喉を通らなかったとか」
「それで、です」
パンをというのです。これが江川さんのお考えでした。
第七千五百三十六話 完
2019・1・21
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